Pythonのdel文の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonのdel文の使い方について現役エンジニアが解説しています。del文とは、Pythonで不要になった変数やオブジェクトを削除することができる文です。del文の書き方や、変数やlist型、辞書型の場合の使い方など削除方法について解説します。
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監修してくれたメンター
太田 和樹
普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。
Pythonのdel文の使い方について、テックアカデミーのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
目次
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回は、Pythonに関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
Pythonのdel文の使い方について詳しく説明していくね！
お願いします！
この記事ではPythonにおいて、変数などを削除できるdel文の使い方について解説します。
del文とは
del文は、不要になった変数やオブジェクトを削除できる文です。
処理の流れの中で一時的に変数を用意したり、オブジェクトを生成する必要がありますが、それ以降の処理では不要になってしまったアイテムを削除する際に使われます。
機械学習などではコンピュータの扱うデータが膨大です。
場合によっては、計算データが多すぎてメモリエラーが発生してしまうこともあります。
del文を使って不要になった変数やオブジェクトなどのデータを削除することで、エラーを回避できる場合があります。
計算データが多すぎてメモリエラーが発生しないよう、del文は不要なデータを削除することで効率的な処理を行う場合に使われます。
del文の使い方
del文の使い方は、以下のように記述します。
del 削除したい変数やオブジェクト1, 削除したい変数やオブジェクト2, 削除したい変数やオブジェクト3, ...
上に示したように、削除したいものはいくつでも指定できます。
また、リストなどのコンテナ型のオブジェクトの要素を削除するのにも用いることができます。
del 削除したい要素
要素を削除したいデータ型によって細かい使い方は変わりますが、基本的には要素を参照する場合と同じように指定すれば問題ありません。
例えばリスト型であれば、以下のように記述します。
del リスト型[インデックス番号]
辞書型であれば、以下のように記述します。
del 辞書型[キー]
リスト型・辞書型において、それぞれ指定した要素を削除できます。
実際に使ってみよう
それでは、実際にdel文を使ったコードを記述してみて、変数やオブジェクトの削除方法について確認してみましょう。
# 変数を用意 >>> num = 777 >>> str = 'Hello World' # 表示して確認 >>> print(num, str) 出力；777 Hello World # del文で削除 >>> del num, str # print関数で表示してみる→エラーがでるので削除できたことを確認 >>> print(num, str) 出力；Traceback (most recent call last): File "<stdin>", line 1, in <module> NameError: name 'num' is not defined # リスト型を用意 >>> ls = [1,2,3,4,5,6,7] #表示して確認 >>> print(ls) 出力；[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7] # del文でリスト型の要素を削除 >>> del ls[0] # 表示して要素が削除できたことを確認 >>> print(ls) 出力；[2, 3, 4, 5, 6, 7]
まとめ
この記事では、Pythonにおいて変数やオブジェクトの削除に用いられるdel文の使い方について解説しました。
- del文とは
- del文の使い方
大量のデータを処理するときやプログラムを完結にしたいときなどに用いることができるので、参考にしてみてください。
内容が分かりやすくて良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
分かりました。ありがとうございます！
Pythonを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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