Pythonでストリームデータを扱う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonでストリームデータを扱う方法について現役エンジニアが解説しています。ストリームとは、データの入出力を行う、ファイルやネットワークなどを抽象化した概念のことです。ストリームデータを扱う場合ioモジュールを使いましょう。
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Pythonでストリームデータを扱う方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して、初心者向けに解説します。
Pythonについてそもそもよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonでストリームデータを扱う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
ストリームデータとは
ストリームとは、プログラミングでデータの入出力を行うもの(メモリ、ファイル、ネットワークなど)を抽象化した概念です。
無限に発生するデータ群や性質・傾向が変化するものは、ストリームデータに該当します。
ioモジュールについて
ioモジュールはPythonでストリームデータを扱うためのモジュールです。
テキストストリーム、バイナリストリーム、raw(生)ストリームを扱え、多用されるのは前者2つです。
また、ストリームの入出力先には、ファイル(ハードディスク)やメモリがありえます。
ioモジュールの使い方
テキストストリームを作成するには、組み込み関数のopenやio.StringIOクラスを用います。
バイナリストリームを作成するには、openでバイナリモードを指定したり、io.BytesIOクラスを用いましょう。
実際に書いてみよう
サンプルコード
def copy_stream(ins, outs): data = ins.read() outs.write(data) with open('src.txt') as inf: with open('dst.txt', 'w') as outf: copy_stream(inf, outf)
実行結果
src.txtの内容がdst.txtにコピーされました。
解説
copy_stream関数を定義しました。この関数はinsストリームから読み取った内容を、outsストリームに書き込みましょう。
src.txtを読み込みモード、dst.txtを書き込みモードで開きました。
ファイルオブジェクトもストリームとして扱えるため、引数に指定し、copy_streamを実行しています。
まとめ
この記事ではioモジュールを用いて、Pythonでストリームデータを扱う方法を紹介しました。
ストリームデータを上手く扱っていきましょう。
執筆してくれたメンター
橋本紘希(はしもとひろき)
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
Pythonでストリームデータを扱う方法がよくわかったので良かったです!
ゆかりちゃん、これからも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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