Pythonのround関数の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonのround関数の使い方について現役エンジニアが解説しています。Pythonの組み込み関数のround関数は、小数を整数にしたり、四捨五入することが出来ます。通常の四捨五入ではなく、小数点を切り捨てることに注意してください。
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Pythonのround関数の使い方について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonのround関数の使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
この記事では少数を四捨五入などの処理を行なって整数にする場合などで用いられるround関数について説明します。
round関数とは?
round関数とは、Pythonの組み込み関数です。小数を整数にしたい場合や、四捨五入したい場合、もしくは整数を四捨五入したい場合などに非常によく使われます。ただ、注意しなければならない点もあるのですが、それは後ほど説明します。
round関数の使い方
Pythonの公式ドキュメントでは
round(number[, ndigits])
と書かれているように、round関数の引数は2つあります。
numberには処理を行いたい少数もしくは整数を、そして、ndigitsには四捨五入したい少数の桁数を指定します。負の値を指定すると、整数部分を四捨五入してくれます。
round関数を使う場合に注意しなければならないことは、round関数では通常の四捨五入とは異なり、四捨五入する数字が5でも切り捨てが行われて0になることがある点です。
これは、Pythonで少数を扱おうとする際に生じてしまう誤差の結果なので、round関数を使う場合には注意をしてください。
round関数を利用して小数点・整数の桁数を指定しよう
それでは、実際にround()関数を使って四捨五入の計算をしてみましょう。まずは、少数の四捨五入です。少数を整数にしたい場合は、
round(1.2)
などのように、round()関数の引数に値を代入すればよいだけです。実行すると、1と表示されるように、ちゃんと四捨五入できていることがわかります。
今度は少数第1位まで残したいときには、第2引数に1を入れて、
round(1.23,1)
とすればよく、実行すると1.2が表示されるので、少数第2位で四捨五入され、少数第1位まで表示されていることが確認できます。今度は整数を四捨五入してみましょう。
round(123456, -2)
を実行すると、十の位が四捨五入されていることがわかります。他にも様々なパターンがあるので数値を変えて実行してみてください。
先程も述べたように注意しなければならないのは、
round(1.25, 1)
などでは、四捨五入する少数第2位の数字は5なのに、1.2と表示される場合などです。
ちなみに、このような計算も通常の四捨五入と同じように行いたい場合は、Decimal.quantize()関数などがあります。興味がある方は調べてみると良いと思います。
以上、round関数について説明しました。今後必要な場面な出てきたら思い出して使ってみてください。
監修してくれたメンター
メンターOS
AIプログラミングを使って開発を行う。 プログラミング歴は約3年でPythonは割と得意。好きな物理理論は一般相対性理論で動物も好き。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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