Pythonの配列記述にあるコロンの意味について現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonの配列記述にあるコロンの意味について、テックアカデミーのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

Pythonの配列記述にあるコロンは、配列を利用する上で文法上必要なものです。

実務でも配列を利用するため、コロンの意味についてぜひ学習してみてください。

目次

• シーケンスとは
• スライスとは
• スライスの使い方
• 実際に書いてみよう
• まとめ
• Pythonを学習中の方へ

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

今回は、Pythonに関する内容だね！

どういう内容でしょうか？

Pythonの配列記述にあるコロンの意味について詳しく説明していくね！

お願いします！

この記事では、PythonのList型やNumPy配列型などを扱うときに必須の「スライス」について解説します。

シーケンスとは

「シーケンス」というのは、次のコードのように、複数の値を保持することのできるデータ型のことです。

["a", "b", "c", "e", "d"]

Pythonでは、次のようなシーケンスが用意されています。

1. リスト型
2. 文字列
3. タプル型

各要素を取得する

シーケンスでは、各要素を取得する場合には、次のように実装します。

インデックス番号というのは、イメージ的には要素が何番目にあるかという指定です。

変数名[インデックス番号]

5つの要素の例

例えば5個の要素を持つシーケンスの場合は、次のようなイメージです。

先頭が0から始まることに注意してください。

[インデックス番号は0, インデックスは番号1, インデックス番号は2, インデックス番号は3, インデックス番号は4]

インデックスの先頭は0

次のような配列があった場合、aは0番目のインデックスです。

ls = ["a", "b", "c", "e", "d"]

インデックスと値をわかりやすく平行に表示すると、次のようにlsの0番目がaという確認ができます。

ls[0] → "a"
ls[1] →  "b"
ls[2] → "c"
ls[3] → "e"
ls[4] → "d"

スライスとは

シーケンスから複数の値を取得したいとき、シーケンスの長さがとてつもなく長い場合などには、1つ1つインデックスを指定するのは大変です。

そこで用意されている便利な操作方法がスライスです。

スライスを利用することで、「:」(コロン)を利用してシーケンス内の特定位置の値を取得することが可能です。

スライスは「:」(コロン)を使うので一見分かりづらいかもしれませんが、なれると非常に使い勝手のいい操作です。

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スライスの使い方

ここでは、スライスの使い方について解説していきます。

スライスの基本

最も基本的な使い方としては、次のように、2つのインデックス番号を指定する方法があります。

始点のインデックス番号 : 終点のインデックス番号

視点から終点前までの要素を取得

こうすることで、「始点」から「終点」の1つ前までの要素を1度に取得できます。

ls = ["a", "b", "c", "e", "d"]
print(ls[2:5])

すると、次のように表示されます。

始点のインデックス番号を省略

始点のインデックス番号を省略すると、次のように表示されます。

ls[:4]

終点のインデックス番号を省略

終点のインデックス番号を省略すると、次のように表示されます。

ls[2:]

飛び飛びの値を取得

スライスは始点と終点を指定して取得できるだけではなく、飛び飛びの値も取得できます。

そのためには、コロンをもう1つ追加して、スキップすることが可能です。

始点のインデックス番号 : 終点のインデックス番号 : スキップする数+1

スキップを指定しない場合

スキップを指定しない場合は、次のように実装します。

始点のインデックス番号 : 終点のインデックス番号 : 0+1

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実際に書いてみよう

ここでは、実際に書いてみましょう。

対話型で以下のコードを1行ずつ実行してみましょう。

>>> ls = ["a", "b", "c", "d", "e"]
>>> ls[2]
>>> ls[2:5]
>>> ls[:4:2]

ls = [“a”, “b”, “c”, “d”, “e”]では、listを用意しています。

>> ls[2]では、インデックス番号で取得しています。

表示結果は c です。

>>> ls[2:5]では、インデックスの2番目から5番目の値を取得しています。

表示結果は[‘c’, ‘e’, ‘d’]です。

>> ls[:4:2]では、始点の位置を省略して、終点を4番目のインデックスの位置にして、2つ飛ばしで値を取得しています。

表示結果は、[‘a’, ‘c’]です。

まとめ

コロンを利用することで配列の操作を行う際の始点や、終点、飛ばす指定を行うことができました。

シーケンスというのは、複数の値を保持することのできるデータ型のことでした。

スライスというのは、「:」(コロン)を利用してシーケンス内の特定位置の値を取得することが可能でした。

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内容が分かりやすくて良かったです！

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！

分かりました。ありがとうございます！

Pythonを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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