Pythonで四捨五入、切り捨て、切り上げを行う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonで四捨五入、切り捨て、切り上げを行う方法について現役エンジニアが解説しています。Pythonで四捨五入するにはround関数を使います。切り捨てにはmath.floor、切り上げにはmath.ceilメソッドを使います。それぞれの違いについても解説しています。
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Pythonで四捨五入、切り捨て、切り上げを行う方法について解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Pythonで四捨五入、切り捨て、切り上げを行う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
四捨五入する方法
Pythonで四捨五入するにはround関数を使います。
round(number[, ndigits])
第一引数numberに四捨五入したい値を、第二引数ndigitsに有効桁数を入力することで、四捨五入した値を取得できます。
注意点として、round関数は「もっとも近い偶数」を返すようになっているので、 round(0.5) => 0, round(1.5) => 2, round(2.5) => 2 という結果になることに注意ください。
「0.5 は 1 に、2.5 は 3 に」といった一般的に想像される四捨五入の挙動とは異なるので、場合によってはプログラムのバグの原因になることもあります。
第二引数ndigitsを指定した場合の例をいくつか見てみましょう。
round(1.3456) # => 1 round(1.3456, 0) # => 1.0 round(1.3456, 1) # => 1.3 round(1.3456, 2) # => 1.35 round(1.3456, 3) # => 1.346
ndigitsを省略した場合はint型の結果が、ndigits = 0の場合は同じ値がfloat型で返ってきます。ndigitsに1以上を指定した場合は、指定桁の次桁以降の値を四捨五入した結果が返ってきます。
つまり、round(1.3456, 1)の場合は小数点第一桁が3なので、それ以降の456部分(0.0456)を四捨五入した値となります。
切り捨てする
切り捨てにはmath.floor関数を使います。
floorは「床」という意味なので、下側の値(= 切り捨てされた値)が取得できる、とイメージしておくと覚えやすいです。
math.floor(number)
math.floorには有効桁数の指定がないため、特定の桁で切り捨てを行いたい場合には自分で処理を書く必要があります。
切り上げする
切り上げにはmath.ceil関数を使います。
ceilは「天井」という意味なので、上側の値(= 切り上げされた値)が取得できる、とイメージしておくと覚えやすいです。
math.ceil(number)
math.ceilもmath.floorと同様に有効桁数の指定がないため、特定の桁で切り上げを行いたい場合には自分で処理を書く必要があります。
実際に書いてみよう
Pythonの対話モードで色々と試してみましょう。
$ python ... >>>
対話モードが起動したら、まずはmathモジュールからfloorとceilをインポートします。
roundは標準組み込み関数なので、特に何もしなくてもそのまま使用できます。
>>> from math import floor, ceil
四捨五入や切り捨て、切り上げの対象とする変数numを定義して、round, floor, ceilに入力してましょう。
>>> num = 1.3456 >>> round(num) 1 >>> round(num, 0) 1.0 >>> round(num, 1) 1.3 >>> round(num, 2) 1.35 >>> round(num, 3) 1.346 >>> floor(num) 1 >>> ceil(num) 2
四捨五入、切り捨て、切り上げがされているのが確認できたら、numの値を変更して試してみると良いでしょう。
監修してくれたメンター
メンター稲員さん
フリーランスエンジニア。 経験言語:Ruby、Rails、Python、C/C++、Java、Perl、HTML/CSS3、JavaScript、CoffeeScript,Node.js。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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