複製が簡単にできる!Unityでプレハブ(Prefabs)を作る方法【初心者向け】
Unityで【プレハブ(Prefabs)を作る方法】を初心者向けに解説した記事です。プレハブとは、オブジェクトを複製する機能のことです。基本的な作り方から、インスタンスでの受け継がれ方まで理解することができます。
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Unityを使い始めたばかりの初心者向けに、Unityの使い方の基礎を紹介する記事です。
今回はPrefab(プレハブ)について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
目次
そもそもUnityについてよく分からないという方は、Unityとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回はPrefabの作成と利用を実践してみよう。
田島メンター!!Prefabというのは何ですか〜?
オブジェクトとそのコンポーネントやプロパティを1つに格納したものだよ。
同じ機能を持ったオブジェクトを複製したいときに役立つんだ。
さっそく作成してみよう。
分かりました!
Prefab(プレハブ)とは
Prefab(プレハブ)とは、作成済みのオブジェクトを複製する仕組みのことです。
もととなるPrefabのInspector上の設定をも含めて、簡単に同じ機能のオブジェクトを複製できます。
例えば「大量の同じ敵」や「同じ仕掛けを持ったトラップ」など、ゲームにおいて使いどころはたくさんあります。
Prefabを作成する
ではさっそく、Prefabを作っていきましょう。
Prefabを作るには、もととなるオブジェクトを用意する必要があります。
今回はわかりやすように、Cubeをもとに作っていきます。
メニューの GameObject → 3D Object → Cube をクリックします。
シーン上にCubeが作成できました。
次にHierarchyにあるCubeをもとに、Prefabを作成します。
HierarchyからCubeをProjectビューへドラッグ&ドロップしましょう。
以上の手順を行うと、ProjectビューにCubeをもとにしたPrefabができあがります。
HierarchyのCubeのアイコンが青色に変化しました。
青色のアイコンはPrefabになったことを意味します。
以上がPrefabの作成方法だよ。
手順自体はとても簡単なんですね。
そうだね。
次はProjectビューのPrefabをシーンに配置してみよう。
続いて、ProjectビューからCubeをHierarchyにドラッグ&ドロップします。
すると、すでに存在しているCubeと同じ場所に、Cube(1)が作成されます。
赤い矢印をドラッグ&ドロップして移動させましょう。
同じCubeが2つ存在していることがわかります。
Hierarchy上の名前は、後から追加されたCubeが「Cube(1)」となります。
以上の手順のように、PrefabをHierarchy上に置くこと(シーン上に置くこと)を、Prefabのインスタンス化ともいいます。
インスタンスは「実体」という意味です。
Prefabが設計図で、インスタンスが設計図をもとに作られたオブジェクト、と覚えるといいでしょう。
次に、Prefabの便利な使い方を紹介します。
ProjectビューのPrefabのCubeを選択します。
PrefabのCubeのYのスケールを4にします。
シーンに配置されているCubeに、Yのスケール4が適用されました。
以上の手順を利用することで、シーン上にある同一のPrefabから作られたインスタンスに、同じ変更を反映できます。
Prefabの仕組みを覚えておくと、大量に同一のオブジェクトが出現するゲームが非常に作りやすくなります。
ゲームを作る際は積極的にPrefabを使っていきましょう。
以上がPrefabの作成手順と利用方法だよ。
すごく便利なんですね!
あとで手を加える可能性のある、同種のオブジェクトを複数配置したいときにPrefabを活用してみよう。
きっと役立つはずだよ。
なるほど、頭に入れておきます。
ありがとうございました!
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これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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