制限時間を表示!Unityでタイマーを扱う方法【初心者向け】現役エンジニアが解説
初心者向けにUnityでタイマーを設定する方法を解説しています。制限時間や経過時間などを表示したい時に役立つ知識です。実際にプログラムを書きながらタイマーの使い方を紹介しているので、ゲーム開発をしたい方はぜひご覧ください。
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ゲームを作成していると、タイマー機能が必要になる場合があります。
タイマーと聞くと難しそうと思うかもしれませんが、Unityでは簡単にタイマー機能を作成できます。
この記事では、タイマー機能の作成方法について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
目次
そもそもUnityについてよく分からないという方は、Unityとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回はUnityのゲーム画面上にタイマーを表示させてみよう。
田島メンター!!タイマーはどうやって設置するんですか〜?
手順としてはまず、テキストを表示させるオブジェクトを作成し、それにスクリプトを適用させる形になるよ。
実際にやってみよう。
はい!
Timeクラスを使う
タイマーを作る際に一番よく使われる方法は、Timeクラスを使って実装する方法です。
数行のプログラムでタイマーを実装できます。
初心者の方はまずTimeクラスをの使い方を覚えましょう。
実際にタイマーを作ってみる
今回はゲームが開始してから、どれだけの時間が経過したかを計るタイマーを作成していきます。
最初に時間を表示するテキストをシーン上に配置します。
Hierarchyを右クリック → UI → Text をクリックします。
配置されたテキストをドラッグ&ドロップして、位置を変更します。
2Dビューにした方が作業しやすいので、Sceneビュー上の2Dをクリックしましょう。
下画像のようにテキストを白枠の中心に配置します。
作成したTextは小さくて見づらいので、Inspector上の値を変更して見やすくします。
下記画像のように、Widthを300、Heightを150にします。
Font Sizeは 60 にしましょう。
下画像のように見やすくなりました。
次に、テキストを表示するスクリプトを作成していきます。
Assets内で右クリック → Create → C# Script をクリックします。
ファイル名はTimerとします。
Timerスクリプトに下記のプログラムを記述します。
using UnityEngine;
using System.Collections;
using UnityEngine.UI;
public class Timer : MonoBehaviour
{
float countTime = 0;
// Use this for initialization
void Start()
{
}
// Update is called once per frame
void Update()
{
// countTimeに、ゲームが開始してからの秒数を格納
countTime += Time.deltaTime;
// 小数2桁にして表示
GetComponent<Text>().text = countTime.ToString("F2");
}
}
TimeクラスのTime.deltaTimeには、前フレームから現在のフレームまでの経過時間が格納されています。
経過時間をcountTimeに加算していくことにより、ゲームが開始してからの合計経過時間を記録できるという仕組みです。
動作を確認するために、TimerスクリプトをTextにAdd Componentしましょう。
Add Componentするには、TimerスクリプトをTextのInspectorにドラッグ&ドロップします。
ゲームを実行すると、Textにゲームが開始されてからの経過時間が表示されます。
まとめ
今回はUnityでタイマーを作成する方法を学習しました。
経過時間を記録するといった単純なタイマーなら、Unityでは簡単に作成できます。
タイマー作成はサクッと終えて、ゲームの中身をどんどん作りこんでいきましょう。
ゲームを再生するとどうなったかな?
テキストのあった部分がタイマーになってます!
例えばコード内の「F2」の部分を「F3」にすると小数点第三位までの表示になるよ。
使いたい場面に応じて調整しよう。
タイマーはいろんなところで使えそうですね。
覚えておきたいです!
Unityを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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