JavaScriptのlengthプロパティの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptのlengthプロパティの使い方について現役エンジニアが解説しています。lengthプロパティは、配列の要素数や文字列の文字数、さらには関数における引数の数を数えることが出来ます。それぞれ名前は同じものの別のプロパティになります。
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監修してくれたメンター
高田 悠
JavaScriptのlengthプロパティの使い方について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
目次
そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回は、JavaScriptに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
JavaScriptのlengthプロパティの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
lengthプロパティとは
JavaScriptにおけるlengthプロパティが意味するものには、以下の3つがあります。
- 文字列の文字数を取得するためのプロパティ
- 配列の要素数を取得するためのプロパティ
- 関数が期待する引数の数を取得するためのプロパティ
本記事では上記のそれぞれについて、実際のコードの書き方や実用例を紹介します。
lengthプロパティの使い方
前章で紹介した、「文字列」「配列」「関数」のいずれに対しても、lengthプロパティは以下の文法が共通して使えます。
(文字列 or 配列 or 関数).length
文字列の文字数を取得する
ある文字列の文字数を取得したい場合は、文字列.length
の形でlengthプロパティを参照します。
const str = "あいうえお";
console.log(str.length); //-> 5
配列の要素数を取得する
ある配列の要素の数を取得したい場合は、配列.length
の形でlengthプロパティを参照します。
const arr = ["犬", "猫", "うさぎ"]
console.log(arr.length); //-> 3
関数が期待する引数の数を取得する
使用頻度は非常に低いですが、ある関数がいくつの引数を受け取ることを想定しているかを取得することもできます。
const func = (a, b, c) => {
return a + b + c;
}
console.log(func.length); //3 (a, b, cの3つの引数を想定しているため)
lengthプロパティの実用例
ユーザーが入力する文字列の文字数を制限する
SNSサービスの一部は、投稿時に文字数の上限を定めています。
JavaScriptで文字数制限を実装する場合は、入力された文字数を取得して、上限に設定した数値と比較すればよいです。
下記のコードでは、ユーザーが入力した文字が140文字を超えた場合に投稿ボタンを押せなく(disabled)しています。
<body>
<textarea id="user-input"></textarea>
<button type="button" id="submit-button">投稿</button>
<script src="main.js"></script>
</body>
//main.js
const userInput = document.getElementById('user-input');
const submitButton = document.getElementById('submit-button');
//keyupイベントは、文字が入力される度に発火する
userInput.addEventListener('keyup', () => {
//入力された文字数が140を超えている、かつ投稿ボタンが有効な場合にボタンを無効化する
if (140 < userInput.value.length && !submitButton.disabled) {
submitButton.disabled = true;
}
//入力された文字数が140以下、かつ投稿ボタンが無効な場合にボタンを有効化する
if (140 >= userInput.value.length && submitButton.disabled) {
submitButton.disabled = false;
}
})
長い条件式が登場していますが、ポイントになるのはuserInput.value.length
です。
textarea要素に入力された文字列をvalueプロパティで取得し、さらにそのlengthプロパティを参照することで文字数を取得しています。
配列の最後の要素を取得する
配列に最後に追加された要素は、最新の要素として参照されるケースが多いです。
配列要素は、配列[要素のインデックス番号]
で取得できますが、最後の要素を取得するにはインデックス番号に「配列の要素数 – 1」を指定します。
以下のコードでは、lengthプロパティを使って配列の要素数を取得し、それをもとに配列の最後の要素を取得しています。
const fruits = ["りんご", "バナナ", "オレンジ", "いちご"];
const lastItem = fruits[fruits.length - 1]; //fruits.lengthは4なので、[]には4 - 1 = 3が入る
console.log(lastItem); //"いちご"
関数に対するlengthプロパティは通常使用しない
最後に、関数の期待する引数の数を取得するlengthプロパティですが、これは実務でもほとんど使うケースはありません。
ゼロとは言い切れませんが、今回は上述の2つの実用例を覚えておけば学習範囲としては十分なため、参考コードは記載しません。
まとめ
JavaScriptのlengthプロパティの使い方を現役エンジニアが解説しました。
実用例の通り、文字列や配列に対するlengthプロパティは使いこなせると非常に便利です。
この機会に覚えるようにしましょう。
内容が分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
JavaScriptを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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