JavaScriptのJSON.parseメソッドの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptのJSON.parseメソッドの使い方について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

JSONとは

JSONとは、JavaScript Object Notationの略で文字列のデータ形式の一つです。

軽量のデータフォーマットの形式で簡単に転送することが可能です。

JavaScriptのオブジェクト表記をベースにしているのでとても似た形になっています。

しかし、JSONはJavaScript以外の言語にも使用することができる点が大きく異なるといえるでしょう。

 

また、シンプルな構造であるため、データを目で見て把握しやすく、形式は文字列で作られていいます。

そのため、ネットワークを通したデータのやり取りに使いやすく、ネット上のサービスを使用する際のやりとりにも多く使われています。

JavaScriptとほぼ同じ構文で表すデータ形式だといえます。

 

実際のJSONデータをみていきましょう。

一例として、下記は料理のジャンルごとに料理名を持つ場合のJSONデータです。

 

{
	"JapaneseFoods": ["寿司", "天ぷら", "おでん"],
	"ChineseFoods": ["八宝菜", "麻婆豆腐", "エビチリ"],
	"ItalianFoods": ["パスタ", "ピザ", "ミネストローネ"]
}

 

JSON.parseメソッドとは

JSON.parseメソッドとは、JSON形式で書かれた文字列をJavaScriptのJSONオブジェクトに変換するメソッドです。

変換した場合は、JavaScriptの中でJSONのデータを自由に扱えるようになります。

 

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JSON.parseメソッドの使い方

JSON.parse(【JSONに変換する文字列】)とすることで、JavaScriptのオブジェクトを返します。

また、第2引数に関数を渡すことでJavaScriptのオブジェクトに変換する際に値を操作することも可能です。

値の操作がない場合は第2引数はなくても構いません。

 

 

実際に書いてみよう

構文で最初に注意したい点として、文字は”（ダブルクォート）で囲いましょう。

JavaScriptとは違い’（シングルクォート）で囲うとエラーになります。

let jsonObject = JSON.parse('{"JapaneseFoods": ["寿司", "天ぷら", "おでん"],	"ChineseFoods": ["八宝菜", "麻婆豆腐", "エビチリ"],"ItalianFoods": ["パスタ", "ピザ", "ミネストローネ"]}');

console.log(jsonObject.JapaneseFoods);
//["寿司", "天ぷら", "おでん"]

 

まとめ

JSONの構文で書かれた文字列をJavaScriptで使用するには、JSONオブジェクトに変換する必要があります。

そして、今回紹介したJSON.parseメソッドを使用し、JSONオブジェクトに変換しましょう。

変換した後は、JavaScriptのオブジェクトになっているのでキーの名前で呼び出すことが可能です。

 

執筆してくれたメンター

横山茂雄（よこやましげお） フリーエンジニアとして活動中。サーバーサイドからフロントまで時代の波に合わせてスキルを変化させてきました。 言語、フレームワーク、DB、現場、いずれも転々としながら、筋トレも欠かさない体育会系エンジニアです。 TechAcademyジュニアのゲームアプリコースを担当しています。

 

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