JavaのMathクラスのabsメソッドを使って絶対値を求める方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaのMathクラスのabsメソッドを使って絶対値を求める方法について解説しています。最初に絶対値とはどういうものかについて説明します。次にabsメソッドの基本の書き方、使用時の注意点について実際の例で見ていきましょう。
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JavaのMathクラスのabsメソッドを使って絶対値を求める方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Javaについてそもそもよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Java講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Mathクラスのabsメソッドを使って絶対値を求める方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
絶対値とは
絶対値とは、ある数字が原点0からどれだけの距離にあるのかを示したものです。たとえば、「5」という数字であれば、原点0から5だけ離れていますので、絶対値は「5」となります。
また、「-4」という数字であれば、原点0から4だけ亜慣れていますので、絶対値は「4」となります。数式では|5|、|-4|と書きます。
absメソッドとは
Javaプログラムで絶対値を求める場合には、absメソッドを使用します。二つの値の差を正の値で取得したり、変数の値を正の値として取得したいときなどに使用されます。
absメソッドの使い方
absメソッドはMathクラスのメソッドであり、さらにstaticメソッドとして定義されているため、そのまま呼び出すことが可能です。
また、absメソッドの引数には、
- int型
- long型
- float型
- double型
を指定することができます。
関連記事:Javaプログラムにおけるint型とは【初心者向け】
関連記事:Javaプログラムにおけるlong型の使い方【初心者向け】
absメソッドの注意点
引数の値が最小値であった場合、absメソッドを使っても正の値になりません。たとえば、int型の場合、最小値は「-2147483648」ですが、最大値が「2147483647」ですので、最小値を正の値にすると収まりきらなくなってしまいます。
そのため、最小値の絶対値をabsメソッドで求めた場合は、マイナスの値が戻されるようになっています。
実際に書いてみよう
public class AbsCode { public static void main(String[] args) { int absolute = Math.abs(-5); System.out.println("-5の絶対値は" + absolute + "です。"); int num = Integer.MIN_VALUE; // 最小値 int absNum = Math.abs(num); System.out.println(num + "の絶対値は" + absNum + "です。"); } }
実行結果
-5の絶対値は5です。 -2147483648の絶対値は-2147483648です。
監修してくれたメンター
松井紀明
メーカー系で17年エンジニアとして勤務後、現在はフリーのエンジニアとしてリモートワークで働いています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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