Javaで配列を結合する方法について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaで配列を結合する方法について解説しています。ここではSystemクラス、Streamクラス、Apache Common LangのArrayUtilsクラスを使った配列の結合方法を説明します。実行結果をサンプルで確認しましょう。
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Javaで配列を結合する方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Javaについてそもそもよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Java講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
配列を結合する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
配列を結合する方法とは
配列を結合する方法としてはいくつかあります。実際にコードで書いて配列を結合する方法もありますが、基本的にはクラスライブラリを使うことでよりスマートに配列の結合を実行することができます。
クラスライブラリを使う
クラスライブラリを使って配列を結合するほうほうとしては、主に3種類あります。
- Systemクラス
- Streamクラス
- ArrayUtilsクラス
になります。詳しく解説していきます。
Systemクラス
1つ目が、Java標準のクラスライブラリのSystemクラスを使う方法です。この場合は、コピー元の配列とコピー先の配列をあらかじめ用意しておく必要があります。
配列を用意した上で、arraycopyメソッドを使って、
System.arraycopy ( コピー元配列変数名, コピー元の開始位置, コピー先配列変数名, コピー先の開始位置, コピーする要素の数)
と記述します。
Streamクラス
2つ目は、同じく標準のクラスライブラリのStreamクラスを使う方法です。
この場合は、Stream型に一度変換してから、
Stream 変数名 = Stream.concat (Stream変数1, Stream変数2)
と記述します。
ArrayUtilsクラス
そして最後の3つ目が、Apache Common LangのArrayUtilsというクラスを使う方法です。
型名[] 結合後の配列型変数 = ArrayUtils.addAll (配列型変数1, 配列型変数2)
と記述します。
実際に書いてみよう
それでは、実際に書いてみて、プログラムの振る舞いを確認してみましょう。今回は、2つのint型配列を、上で紹介した3つの方法を用いて実行してみます。
import java.util.Arrays; import java.util.stream.IntStream; import org.apache.commons.lang3.ArrayUtils; public class ArrayConcatSample{ public static void main(String[] args) { int[] array1 = {0, 1 ,2, 3}; int[] array2 = {4, 5, 6, 7}; //Systemクラスのarraycopyメソッドを使う方法] //コピー先となる配列を用意 int[] array3_1 = new int[array1.length + array2.length]; //array1,array2をそれぞれコピーする System.arraycopy(array1, 0, array3_1, 0, array1.length); System.arraycopy(array2, 0, array3_1, array1.length, array1.length); System.out.println(Arrays.toString(array3_1)); //Streamクラスを使う方法 //配列からStream型に変換 IntStream stream1 = Arrays.stream(array1); IntStream stream2 = Arrays.stream(array2); //Streamクラスのconcatメソッドで結合 IntStream stream3 = IntStream.concat(stream1, stream2); int[] array3_2 = stream3.toArray(); System.out.println(Arrays.toString(array3_2)); //ArrayUtilsを使う方法 int[] array3_3 = ArrayUtils.addAll(array1, array2); System.out.println(Arrays.toString(array3_3)); } }
となります。1つ目の方法では、arraycopyメソッドを2回使う必要があることに注意してください。もっともシンプルにコードを記述できるのは3つ目の、ArrayUtilsクラスを使う方法です。
これを実行すると、
[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7] [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7] [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7]
と表示されるので、3つの方法のいずれでも配列の結合ができることが確認できます。
監修してくれたメンター
メンターOS
AIプログラミングを使って開発を行う。プログラミング歴は約3年。Pythonは割と好きな方。JavaもAndroid開発で触れていたりする。 大学では物理学を勉強中。好きな物理理論は一般相対性理論らしい。 意外と動物が好きだったり、、、。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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