PythonでGUIのボタンを作成する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonでGUIのボタンを作成する方法について現役エンジニアが解説しています。Tkinterを使います。TkinterとはPythonに標準搭載されているGUIフレームワークです。GUIアプリケーション、ウィンドウアプリケーションを作成することが出来ます。今回はウィンドウやボタンを作成してみます。
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監修してくれたメンター
nakamoto
PythonでGUIのボタンを作成する方法について、テックアカデミーのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
PythonでGUIのボタンを作成すると、画面上のボタンをクリックするだけで処理を実行できます。
実務でもPythonでGUIのボタンを作成して、業務アプリ開発などを行いますのでぜひ学習してみてください。
目次
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
今回は、Pythonに関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
PythonでGUIのボタンを作成する方法について詳しく説明していくね！
お願いします！
Tkinterとは
Tkinterとは、Pythonに標準搭載されているGUIフレームワークです。
GUIとは、アプリケーションの操作画面など、視覚的に操作ができるアプリケーションウィンドウのことを指します。
Tkinterを使用すると、テキストボックスやボタンなどを表示して、より本格的なアプリケーション開発ができます。
ボタンを表示してみよう
ここでは、Tkinterを使ってボタンを表示するウィンドウを作成してみましょう。
サンプルコード
import tkinter
# 画面作成
tki = tkinter.Tk()
tki.geometry('300x200') # 画面サイズの設定
tki.title('ボタンのサンプル') # 画面タイトルの設定
# ボタンの作成
btn = tkinter.Button(tki, text='ボタン') # ボタンの設定(text=ボタンに表示するテキスト)
btn.place(x=130, y=80) #ボタンを配置する位置の設定
# 画面をそのまま表示
tki.mainloop()実行結果
解説
import tkinterでは、tkinterモジュールをインポートしています。
tki = tkinter.Tk()では、画面作成するためのTk関数を利用しています。
tki.geometry(‘300×200’) では、300×200 pxの大きさで画面サイズの設定をしています。
tki.title(‘ボタンのサンプル’) では、ボタンのサンプルという名称で、画面タイトルを設定しています。
btn = tkinter.Button(tki, text=’ボタン’) では、textに、ボタンに表示するテキストであるボタンという文字列を指定して、ボタンの設定をしています。
btn.place(x=130, y=80) では、x座標130pxとy座標80pxの位置に、ボタンを配置しています。
tki.mainloop()では、画面を常に表示し続けるために必要な記述をしています。
ボタンが押された時の処理を実装してみよう
ここでは、ボタンが押された時の処理を実装してみます。
サンプルコード
import tkinter
from tkinter import messagebox
# click時のイベント
def btn_click():
messagebox.showinfo("メッセージ", "ボタンがクリックされました")
# 画面作成
tki = tkinter.Tk()
tki.geometry('300x200') # 画面サイズの設定
tki.title('ボタンのサンプル') # 画面タイトルの設定
# ボタンの作成
btn = tkinter.Button(tki, text='ボタン', command = btn_click)
btn.place(x=130, y=80) #ボタンを配置する位置の設定
# 画面をそのまま表示
tki.mainloop()
実行結果
解説
import tkinterでは、tkinterモジュールをインポートしています。
from tkinter import messageboxでは、tkinterモジュールから、messageboxライブラリを指定してインポートしています。
def btn_click():では、btn_click関数を宣言しています。
関数を宣言することで、関数実行のたびに同じ処理を呼び出すことが可能になります。
messagebox.showinfo(“メッセージ”, “ボタンがクリックされました”)では、click時のイベントを用意しています。
今回は、ボタンがクリックされたときに、「ボタンがクリックされました」というメッセージを表示させます。
tki = tkinter.Tk()では、Tkメソッドを利用して画面表示できるようにしています。
tki.geometry(‘300×200’) では、300×200 pxの大きさで画面サイズの設定をしています。
tki.title(‘ボタンのサンプル’) では、ボタンのサンプルという名称で、画面タイトルを設定しています。
btn = tkinter.Button(tki, text=’ボタン’, command = btn_click)では、ボタンがクリックされた時に”btn_click”が呼び出されるように設定しています。
btn.place(x=130, y=80) では、x座標130pxとy座標80pxの位置に、ボタンを配置しています。
tki.mainloop()では、画面を常に表示し続けるために必要な記述をしています。
ボタンをクリックすると、実行結果のようなメッセージボックスの表示を確認できます。
ボタンが押された時の処理を実装する場合は、ボタンの設定をしているコードの引数にcommand=”処理”を追加します。
まとめ
今回は、PythonでGUIのボタンを作成する方法について紹介しました。
PythonでGUIのボタンを利用すると、GUIアプリケーションを作成することができました。
Tkinterを利用することで、簡単にボタンを利用した画面を表示できました。
PythonのTkinterでテキストボックスを作成する方法も参考にしてみてください。
内容が分かりやすくて良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
分かりました。ありがとうございます！
Pythonを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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