icon
icon

JavaScriptのNumberクラスのtoLocaleStringメソッドの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】

初心者向けにJavaScriptのNumberクラスのtoLocaleStringメソッドの使い方について現役エンジニアが解説しています。NumberクラスとはJavascriptの数値型のラッパークラスで、toLocaleStringメソッドは、現在のロケール形式の数値の文字列表現を行うことが出来ます。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

この記事を書いた人

テックアカデミーマガジン編集部

JavaScriptのtoLocaleStringメソッドについて、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

toLocaleStringを使うと各国で一般的に行われる数値表現を簡単にプログラムで利用することができます。

目次

そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

toLocaleStringメソッドとは

toLocaleString は Number オブジェクトのインスタンスメソッドで、数値を指定したロケールとオプションに応じた形式で文字列に変換してくれます。

実は国によって数値の区切り文字がカンマ(,)だったりドット(.)だったりと異なります。

このメソッドを利用することでロケールとして指定した地域で利用されている書式に合わせて数値を文字列に変換してくれます。

ここからは toLocaleString メソッドの使い方について解説していきます。

 

toLocaleStringメソッドの書き方

Number オブジェクトのインスタンスメソッドとして用意されているので以下のように記述します。

number.toLocaleString()

このメソッドは引数を2つ設定できますが、この後解説します。

 

[PR] コーディングで副業する方法とは

実際にtoLocaleStringメソッドを使ってみよう

第一引数はロケールを示す文字列(例:日本の場合は ja-JP)を設定します。

let number = 3576.892;
console.log(number.toLocaleString()); // 日本(デフォルト)
>> 3,576.892
console.log(number.toLocaleString('en-US')); // アメリカ(桁区切りが日本と同じ)
>> 3,576.892
console.log(number.toLocaleString('de-DE')); // ドイツ(桁区切りがドット、小数点がカンマ)
>> 3.576,892
console.log(number.toLocaleString('ru-RU')); // ロシア(桁区切りがスペース、小数点がカンマ)
>> 3 576,892

第二引数はフォーマットの詳細を指定できます。

let number = 3576.892;
// ドイツの桁区切り、小数点で通貨のシンボルを表示
console.log(number.toLocaleString('de-DE', { style: "currency", currency: "EUR" }));
>> 3.576,89 €
// ドイツの桁区切り、小数点で通貨のシンボルではなくコードを表示
console.log(number.toLocaleString('de-DE', { style: "currency", currency: "EUR", currencyDisplay: 'code' }));
>> 3.576,89 EUR
// 桁区切りを無効にする
console.log(number.toLocaleString('de-DE', { useGrouping: false }));
>> 3576.892

 

まとめ

本記事では、NumberクラスにおけるtoLocaleStringメソッドについて解説しました。

  • toLocaleStringメソッドとは
  • toLocaleStringメソッドの書き方

toLocaleStringメソッドを理解することで、数値を指定したロケールに合わせた文字列変換を実現できます。

ぜひ使いこなせるように覚えておきましょう。

 

JavaScriptを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

  • つまずかず「効率的に」学びたい
  • 副業や転職後の「現場で使える」知識やスキルを身につけたい

プログラミングを学習していて、このように思ったことはありませんか?

テックアカデミーのフロントエンドコースでは、第一線で活躍する「プロのエンジニア」が教えているので、効率的に実践的なスキルを完全オンラインでしっかり習得できます。

合格率10%の選考を通過した、選ばれたエンジニアの手厚いサポートを受けながら、JavaScript・jQueryを使ったWebサービス開発を学べます。

まずは一度、無料体験で学習の悩みや今後のキャリアについて話してみて、「現役エンジニアから教わること」を実感してみてください。

時間がない方、深く知ってから体験してみたい方は、今スグ見られる説明動画から先に視聴することをおすすめします!