PHPで配列を比較して要素を取得する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

今回は、PHPで配列を比較して要素を取得する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

PHPについてそもそもよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、PHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

array_diff、array_intersectとは

array_diff関数とarray_intersect関数はどちらも、配列同士を比較し、重複している要素をチェックする関数です。

しかし、2つの関数で返す値が異なるので、違いを見ていきましょう。
 

array_diffの使い方

array_diff ( 比較元の配列 , 比較対象の配列1 [, 比較対象の配列2 …] );

array_diff関数は上記のように、比較対象の配列をカンマ区切りで引数として渡します。

比較元の配列を比較対象の配列と比較し、比較元の配列にしかない値のみを取得します。
 

[PR] PHPプログラミングで挫折しない学習方法を動画で公開中

array_intersectの使い方

array_intersect ( 比較元の配列 , 比較対象の配列1 [ , 比較対象の配列2 … ] );

比較元の配列を比較対象の配列と比較し、比較元の配列と比較対象の配列の全てに存在している値のみを取得します。
 

実際に書いてみよう

それでは、array_diff関数とarray_intersect関数を実際に使用して、それぞれの関数の動きを見ていきましょう。

まずは、array_diff関数です。

<?php
// 比較元の配列を変数に格納
$array = array('apple', 'lemon', 'banana');
 
// 比較対象の配列を変数に格納
$array2 = array('melon', 'orange', 'apple');
 
// 配列を比較して重複しない要素のみ出力
print_r(array_diff($array, $array2));

 

実行結果

Array ( [1] => lemon [2] => banana )

比較元の配列と比較対象の配列を比較すると、2つの配列には’apple’の要素が重複しているので、結果として比較元の配列の重複していない要素が出力されます。

次に、array_intersect関数です。

<?php
// 比較元の配列を変数に格納
$array = array('apple', 'lemon', 'banana');
 
// 比較対象の配列を変数に格納
$array2 = array('melon', 'orange', 'apple');
 
// 配列を比較して重複した要素のみ出力
print_r(array_intersect($array, $array2));

 

実行結果

Array ( [0] => apple )

比較元の配列と比較対象の配列を比較すると、2つの配列には’apple’の要素が重複しているので、結果として比較元の配列の重複している要素が出力されます。

array_diff関数は重複していない要素を返し、array_intersect関数は重複している要素を返すので、状況に応じて使い分けましょう。
 

筆者プロフィール

平野大輝（ひらのだいき） スキル：PHP・Java・JavaScriptを用いて様々なアプリを開発するWebエンジニア。

 

 

TechAcademyでは、初心者でも、PHPやフレームワークのLaravelを使ってWebアプリケーション開発を習得できる、オンラインブートキャンプを開催しています。

また、現役エンジニアから学べる無料体験も実施しているので、ぜひ参加してみてください。