Rubyでsampleを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyでsampleを使う方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。

 

sampleメソッドとは

sampleメソッドとは、ランダムで配列から要素をひとつ選択して返すメソッドです。

選択はランダムに行われ、引数で数を指定するとその数だけ要素を抽出し配列で返します。

その場合は選択要素（インデックス）が重複することはありません。

sampleメソッドを使うメリットとよく使われるケースとして、配列から無作為に要素を得たいときなどに便利です。

 

sampleを使う方法

以下の形式で使用し、引数で数を指定した場合、その分の要素を配列で返します。

配列オブジェクト.sample
配列オブジェクト.sample(数値)

 

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実際に書いてみよう

以下、サンプルコードです。

# 配列を作成します。
arr = [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
# 配列から無作為に要素をひとつ選択します。
ret = arr.sample
p ret
# もとの配列に変化はありません（要素が取り除かれるわけではありません）
p arr #=> [0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
# 配列から無作為に3つ選択します。
ret = arr.sample(3)
p ret
# 選択した要素（インデックス）が重複することはありません。
# 10個の要素をもつ配列から10個の要素（すべて）を選択します。
ret = arr.sample(10)
p ret
# 配列がもつ要素数を超える数を指定しても選択要素が重複することはありません。
ret = arr.sample(100000)
p ret
# 引数にゼロを指定するとカラの配列を返します。
ret = arr.sample(0)
p ret #=> []
# もとの配列がカラで引数に指定がない場合は nil が返ります。
ret = [].sample
p ret #=> nil
# もとの配列がカラで引数に数を指定した場合はカラの配列が返ります。
ret = [].sample(3)
p ret #=> []
__END__

 

実行結果（例)

3
[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]
[3, 1, 2]
[7, 8, 0, 2, 5, 3, 4, 1, 9, 6]
[4, 2, 5, 6, 7, 8, 3, 9, 0, 1]
[]
nil
[]

 

まとめ

今回sampleメソッドの使い方をみてきました。

• sampleメソッドは配列から無作為に要素を選択して返すメソッド。
• 引数に数を指定すると、その数分の要素を選択して配列として返す。
• 選択する要素（インデックス）が重複することはない。

sample メソッドを使うことで、簡単に配列から要素を無作為抽出することができました。

 

執筆してくれたメンター

メンター古川さん Rubyが得意で、Webエンジニアとして最上流から最下流までセルフスターターとして活躍してきました。 近年セミリタイアし、フリーランスとして適度に働きながら穏やかな生活を楽しでいます。

 

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