Rubyで便利な||演算子の使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyで便利な||演算子の使い方について現役エンジニアが解説しています。||は論理演算子の1つで、orを意味します。if文などの条件式で使うことが出来ますが、他にも連続式や代入式などでの使い方があります。
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Rubyで便利な||演算子の使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Rubyで便利な||演算子の使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
||とはどういう意味か?
||は論理演算子の1つで、orを意味します。実は条件式で、AまたはBといった条件を作るだけでなく
a = false || true || true
というように、連続してしようしたり
a ||= 1
というように、代入演算子として使用することが出来ます。今回は、||の使い方を詳しく解説していこうと思います。
||演算子としての使い方
ここからは3種類の||の使い方についてみていきます。
条件式
まずはif文などで使う条件式としての利用方法をみていきます。このパターンで使う場合は、以下のように書いて使用します。
if 条件1 || 条件2 処理 end
例えば、数学の点数と国語の点数で条件を作る場合は
if math_score > 70 || ja_score > 70 puts "Good" end
というようになります。
連続式
次に||を連続して並べる連続式についてみていきます。||を連続して並べると、左から式を評価していき真となったものを返します。
sample = false || nil || 1
上記のようにコードを書いたときは、1がsampleに代入されます。
代入式
最後に代入式の使い方について説明します。あまり見慣れないかもしれませんが
a ||= 1
といった書き方が出来ます。
これは、左辺の変数(この場合はa)がfalseやnilの際には1が代入されるといった仕組みです。連続式で書くと、以下のようになり、基本的に同じ処理です。
a = nil || 1
実際に書いてみよう
それでは、3種類の||の使い方を実際にコードを書いて理解しましょう。
まずは条件式の使い方です。
en_score = 60 math_score = 80 if en_score > 70 || math_score > 70 puts "Good" end
実行すると、 math_scoreは70以上で条件を満たすので、Goodが返ってきます。次に代入式の使い方です。
a = nil || false || 100 puts a
この場合は、nilとfalseを飛ばして100がaに代入されるので100が返ってきます。最後に代入式の使い方です。
a ||= 100 puts a
aには何も代入されていないので、a ||= 100の処理の結果aに100が代入され、100と結果が返ってきます。
以上で解説を終わります。
筆者プロフィール
メンター金成さん
フリーランスエンジニア。 使える言語は、ruby python go 。最近はgoにハマってます。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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