Photoshopで逆光の写真を補正する3つの方法【初心者向け】
Photoshopで【逆光の写真を補正する】方法を解説した記事です。いくつかの方法があるため、3つを厳選して紹介します。「明るさ・コントラスト」「レベル補正」「トーンカーブ」の3つを紹介するので、わかりやすいものを使ってみてください。
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Photoshopでは逆光で暗くなった写真の明るさなどを補正し、画面全体を見やすくできます。
画像の補正にはさまざまな方法がありますが、今回はその中から「イメージ」メニュー内の「色調補正」機能を使用した方法を3つ紹介します。
目次
(※今回の作業はすべてAdobe Photoshop CCのバージョンで行っています)
田島メンター!!
写真の中の人物が逆光ですごく見づらい状態になっていて……何とかなりませんか~?
そんなときは「イメージ」の「色調補正」から明るさなどの調整をしてみよう。
色調補正にもたくさんの項目がありますよね。
どれを使ったらいいんでしょうか~?
今回は「明るさ・コントラスト」「レベル補正」「トーンカーブ」それぞれを使って補正する方法を確認してみようか。
今回は以下の写真を補正していきます。
撮影時のカメラが日の当たる方向に向けられていて、被写体である人物が暗くなっています。
人物の表情がよくわかるように補正していきましょう。
「明るさ・コントラスト」で補正する方法
画面全体の明るさを上げるという一番シンプルな方法です。
上部メニュー「イメージ」→「色調補正」から「明るさ・コントラスト」を選択しましょう。
ウィンドウが表示されたら、「明るさ」の部分にあるつまみを右に移動させて調整します。
右上の枠内に数値を直接入力してもOKです。
この時、右下のプレビューにチェックを入れておき、表示を見ながら動かすと仕上がりが分かりやすく便利です。
以下が「明るさ・コントラスト」で補正した後の画像です。
全体が明るくなり、人物の表情がわかりやすくなりました。
シンプルに画像全体の明るさを上げる方法だよ。
これだけでもだいぶ見やすくなりましたね。
今回は明るさを58としているけれど、もちろん画像の状態によってこの辺りは変わってくるよ。
次の方法を見てみよう。
「レベル補正」を使用する方法
上部メニューの「イメージ」→「色調補正」から「レベル補正」を選択します。
ウィンドウが表示されたら、入力レベルを示したグラフを確認しましょう。
レベル補正では、主にグラフの下の3つのつまみを動かして調整していきます。
つまみは左から「シャドウ」「中間調」「ハイライト」を示しています。
今回は「中間調」と「ハイライト」のつまみ(画像の赤丸で囲んでいる部分)を少しずつ左に動かして補正します。
この時も右下のプレビューにチェックを入れておき、表示を見ながら微調整しましょう。
以下が「レベル補正」を使用して補正した後の画像です。
「ハイライト」をあまり動かさず、主に「中間調」のつまみを調整すると、背景の光が当たっている部分が明るくなり過ぎずきれいに仕上がります。
「トーンカーブ」を使用する方法
上部メニューの「イメージ」→「色調補正」から「トーンカーブ」を選択します。
補正ウィンドウが表示されたら、グラフ上にある直線を確認しましょう。
この直線部分をドラッグして変形させることで、明るさやコントラストの調整ができます。
以下は直線を上方向にドラッグした様子です。
このような形に動かすと中間調部分が明るくなり、逆に下方向にドラッグすると暗くなります。
以下が「トーンカーブ」で補正した後の画像です。
主に中間調部分が明るくなっています。
レベル補正で補正したものに比べると、ハイライトの範囲が広がっています。
基本的には画像全体を明るくするんだけど、背景とのバランスなども調整したい場合は「レベル補正」がいいかもしれないね。
写真の状態によって、使う方法を変えるのもありなんですね。
色調補正の「シャドウ・ハイライト」機能なども逆光に効果的なので一度試してみよう。
たくさんの方法があるんですね。
勉強になりました!
まとめ
今回はPhotoshopで逆光などで暗くなった写真の明るさを補正する方法を3つ紹介しました。
画面全体の明るさを変更したい場合は「明るさ・コントラスト」を、主に中間調部分のみ調整したい場合は「レベル補正」を、それぞれの階調を細かく調整したい場合は「トーンカーブ」を使用すると良いでしょう。
どの方法でもプレビューにチェックを入れておき、表示を見ながら調整すると仕上がりが分かりやすく便利です。
ぜひ目的にあった方法を見つけて、より魅力的な画像になるよう補正してみてください。
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