Photoshopで写真をミニチュア風に加工する方法【初心者向け】
Photoshopで写真を【ミニチュア風】に加工する方法を初心者向けに解説した記事です。ミニチュア風にするために「色調補正」「調整レイヤー」「フィルター」などの機能を使用。サンプル画像を使って具体的な例を説明しています。
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Photoshopでは元の写真を加工して他の写真のようにすることができます。今回ご紹介するのはミニチュア風の加工です。
ミニチュア風にするために、「色調補正」「調整レイヤー」「フィルター」機能などを使っていきます。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインPhotoshop講座のカリキュラムをもとに執筆しています。
(※今回の作業はすべてAdobe PhotoShop CCのバージョンでおこなっています)
田島メンター!!テレビとかでよく見る、写真や映像を上から見下ろしたジオラマみたいにしているやつってどうやるんですか~?
ミニチュア風の加工は、Photoshopの様々な機能を複合して使うことで意外と短時間で作成することができるよ。
具体的には何と何を使ったらいいんでしょう?
色々な表現方法があるけれど、ここでは簡単なやり方を3つの手順に分けて実践してみよう。
サンプル画像
今回はこちらの画像を使用します。
ミニチュア風に加工する
早速加工していきましょう。
画像の色合いや明るさによって細かい調整などは違ってきますが、下記が大まかな手順です。
- 明るさを調整してメリハリを付ける
- 色の彩度を上げてカラフルにする
- 中心にするもの以外をぼかす
まず、上メニューの「イメージ」→「色調補正」から「明るさ・コントラスト」を選択します。
ダイアログが表示されるので、明るさとコントラストのスライダーをプレビューを見ながら少し右へ移動させます。今回は図のように調整しています。
レイヤーパレットの下メニューから「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」をクリックします。
「色相・彩度」を選択します。
「色相・彩度」の調整レイヤーが新規に作成され、ダイアログが開きます。
「彩度」のスライダーを少し右に調整します。ここでは「+25」としています。あまり上げすぎると画像が荒くなるため、必ずプレビューを見ながら調整しましょう。
またこの時、特別に彩度を上げたい色がある場合は「マスター」の部分を「レッド」や「グリーン」などに変更することによって独自に彩度を上げることができます。写真によく使われている色を調整したい時などに便利です。
色を明るくはっきりさせることでおもちゃっぽい雰囲気を出すことができるんだ。
これだけでも結構雰囲気が変わってきますね。
最後にぼかし機能を使うことで、目立たせたい部分とそうでない部分を分けるとそれっぽくなるよ。
「色相・彩度」のレイヤーが選択された状態になっているので、調整が終わったら元画像のレイヤー(ここでは「レイヤー0」)を選択した状態に戻します。
「イメージ」から「色調補正」→「トーンカーブ」を選択します。
「トーンカーブ」のダイアログが開きます。
明るい部分を少しだけ明るく、暗い部分を少し暗くしていきます。図のように曲線を調整し「OK」を押します。
「フィルター」から「ぼかし」→「チルトシフト」を選択します。
ぼかしの範囲を下図の赤丸内の矢印で変更します。
「ぼかし」の項目を調整して「OK」を押します。ここでは「10px」としています。
これでミニチュア風に加工できました。
今回は以上です。
できあがったら最初の写真と比べてみよう。
あーこれ!思ってた感じになりました!
「色の彩度を上げる」「コントラストと輪郭をはっきりさせる」「中心あるいは対象となるもの以外をぼかす」を意識していれば、だいたいの写真は加工できると思うよ。あとは元画像の状態によって色々調整してみよう。
他の写真も使って練習してみます♪ありがとうございました!
さらにPhotoshopを使いこなしたい場合は、Photoshopで鉛筆風のイラスを描く方法も合わせてご覧ください。
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