Photoshopで写真をセピアカラーにする4つの方法を解説【初心者向け】現役デザイナーが解説
Photoshopで写真を芸術的で雰囲気のある【セピアカラー】にする4つの方法を初心者向けに紹介する記事です。レンズフィルターを使用する方法、色調補正を使用する方法、グラデーションマップを使用する方法、オーバーレイを使用する方法の4つを解説。
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撮影した写真を芸術的な雰囲気に変えたいと思ったことはないでしょうか?
そんなときはPhotoshopでセピアカラーに加工することで、写真を魅力的に見せることが可能です。
目次
※今回の作業はすべてAdobe Photoshop CCのバージョンで行っています。
今回は写真をセピアカラーにする手法を試してみよう。
セピアカラーの写真って、少し茶色系で懐かしい雰囲気ですよね。
普通のカラー写真からそういう色合いにできるんですか~?
Photoshopには写真をセピアカラーにできる機能が最初から入っているんだ。
また、色にこだわりたいなら色調補正や調整レイヤーをあわせて使うのもいいね。
ぜひやってみたいです。よろしくお願いします!
レンズフィルターを使用する方法
上部メニュー「ウィンドウ」内の「色調補正」を選択し、色調補正パネルを表示させます。
いくつかアイコンが並んでいる中ほどの「白黒」をクリックし、画像を白黒にします。
さらに色調補正パネルの「レンズフィルター」をクリックし、調整レイヤーを新規作成します。
レイヤーパネルにて、新規作成した調整レイヤー(レンズフィルターレイヤー)が選択されている状態で、上部メニュー「ウィンドウ」内の「プロパティ」を選択し、プロパティパネルを表示させます。
プロパティパネル内の「フィルター」の項目一覧から「セピア」を選択します。
※以下画像ではパネル名が「属性」と表示されていますが、現在は「プロパティ」というパネル名に変更されています。
「適用量」のスライダを左右に動かすことで、適用具合を調整することができます。
数値が高いほどはっきりしたセピア調になります。
好みの適用量に調整できたら完成です。
色調補正を使用する方法
上部メニュー「イメージ」内の「色調補正」から「色相・彩度」を選択します。
「色相・彩度」ウィンドウが開かれますので、「プリセット」から「セピア」を選択します。
「OK」をクリックすれば完成です。
また、この方法では「色相・彩度」ウィンドウ内の「色相」「彩度」「明度」のスライダを左右に移動させることで、セピアカラーのバリエーションを作ることが可能です。
より理想の雰囲気に近い設定を見つけてみましょう。
グラデーションマップを使用する方法
ツールバー下部の描画色部分をクリックし、あらかじめ赤〜茶色系統の色を設定しておきましょう。
今回は以下の色を設定し、背景色は白にしておきます。
レイヤーパネル下部の「塗りつぶしまたは調整レイヤーを作成」アイコンをクリックし、「グラデーションマップ」を選択します。
すると、最初に設定した描画色に応じて、写真全体の色が変わりました。
セピアカラー写真の完成です。
オーバーレイを使用する方法
グラデーションマップを使用する方法と同様に、赤〜茶色系統の色を描画色として設定しておきます。
上部メニュー「ウィンドウ」内の「色調補正」を選択し、色調補正パネル内の「白黒」をクリックし画像を白黒にします。
レイヤーパネルにて、白黒レイヤーの上に新規レイヤーを作成します。
新規作成したレイヤーの属性を「オーバーレイ」に変更します。
新規作成したレイヤーが選択されている状態で、上部メニュー「編集」の「塗りつぶし」を選択します。
塗りつぶしウインドウの内容が「描画色」になっていることを確認し、「OK」をクリックします。
写真全体の色が変わりました。
適用具合を調整したい場合は、オーバーレイを設定したレイヤーの色相や彩度を調整してみましょう。
まとめ
今回は写真の色をセピアカラーに変更する代表的な方法を4つご紹介しました。
Photoshopは写真加工においてさまざまなアプローチが用意されており、「この通りにしろ」といったルールはありません。
ぜひいろいろ試してみて、ご自分に合う効率の良い方法を見つけていただければと思います。
今回の記事は以上です。
レンズフィルターの適用量や色調補正の数値を変更すると、黄色寄りにしたり赤色寄りにしたり、自分の好みの色合いに調整できるよ。
調整レイヤーもレンズフィルターも、あまり普段使ったことがありませんでしたが便利な機能なんですね。
プリセットに「セピア」があって、さらにそこから調整できる色調補正の機能もなかなかおすすめだよ。
画像の状態や表現したい内容によって選んでみよう。
いろいろ試してみます。ありがとうございました!
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これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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