KotlinのArrayとListの違いを現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにKotlinのArrayとListの違いについて現役エンジニアが解説しています。Kotlinの配列にはプリミティブ型とコレクションパッケージの2種類があります。Arrayはプリミティブ型で、Listはコレクションパッケージになります。またListは読み取り専用のため値を変更することができません。
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KotlinのArrayとListの違いについて、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
初心者向けにKotlinの入門向けサイトをまとめた記事もありますので読んでみてください。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Androidアプリ開発講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Androidアプリ開発に関する内容だね！
どういう内容でしょうか？
KotlinのArrayとListの違いについて詳しく説明していくね！
お願いします！
目次
配列の種類と特徴の比較
Kotlinの配列には大きく分けて2つの種類があります。
- 基本型(プリミティブ型)の1つとしての配列： Arrayが該当します
- コレクションパッケージの1つとしての配列： ListやArrayListなどArray以外のほとんどが該当します
Kotlinで複数の要素を扱う際は、基本的にコレクションパッケージで用意されているListやMutableListなどのクラスを使用します。
Arrayはライブラリなどで明示的に使うことを指定されている場合に使用すると良いでしょう。またListは読み取り専用のクラスであり、要素や要素数を変更する可能性がある場合はMutableListを使用します。
MutableListと同等のクラスにArrayListがあります。両者の違いは可変(Mutable)であることを明示しているか、です。通常はMutableListを使用し、Javaとの互換性などで明示的に使うことを指定されている場合にのみArrayListを使用すると良いでしょう。
なお、クラスの継承関係は以下のとおりです。
- Collection
- List
- MutableList
- ArrayList
コレクションパッケージについて、詳しくは公式サイト(英語)も参考にしてください。
Kotlin – Package kotlin.collections
以降、実際のソースコードを入力しながら違いを確認していきます。ソースコードの入力と実行はKotlin Playgroundで行います。
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サンプルコードと実行結果（List）
ListはlistOf関数で作成します。読み取り専用のため、変更しようとするとエラーとなります。
fun main() {
var mylist = listOf("CPU", "Memory", "Mouse")
//エラーとなる
//mylist[2] = "Keyboard"
mylist.forEach { println(it) }
}
実行結果は以下のとおりです。
CPU Memory Mouse
サンプルコードと実行結果（Array）
ArrayはarrayOf関数で作成します。Arrayは要素の値の変更や、要素の追加が可能です。
fun main() {
var mylist = arrayOf("CPU", "Memory", "Mouse")
mylist[2] = "Keyboard"
mylist += "Display"
mylist.forEach { println(it) }
}
実行結果は以下のとおりです。
CPU Memory Keyboard Display
サンプルコードと実行結果（MutableList, ArrayList）
MutableListはmutableListOf関数で作成します。ArrayListはarrayListOf関数です。どちらも要素の値の変更や、要素の追加が可能です。
fun main() {
var mylist = mutableListOf("CPU", "Memory", "Mouse")
mylist[2] = "Keyboard"
mylist.add("Display")
mylist.forEach { println(it) }
}
実行結果は以下のとおりです。
CPU Memory Keyboard Display
まとめ
今回の記事ではArrayとListの違いについて学習しました。
監修してくれたメンター
| 太田和樹（おおたかずき）
ITベンチャー企業のPM兼エンジニア。 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。 |
内容分かりやすくて良かったです！
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね！
分かりました。ありがとうございます！
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