JavaScriptで乱数を取得する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaScriptで乱数を取得する方法について現役エンジニアが解説しています。乱数とは、サイコロの目のような規則性のない数値のことです。そして、乱数を取得するにはMath.random関数を、サンプルにして乱数を解説します。
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JavaScriptで乱数を取得する方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使って初心者向けに解説します。
JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をみてみましょう。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。
今回は、JavaScriptに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
JavaScriptで乱数を取得する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
乱数とは
乱数とは、規則性のない数値のことを意味します。
乱数の具体的な例として、サイコロを振った目が代表的です。
サイコロを振った目は、規則性がなく1から6までの数値がランダムで現れます。
しかし、一般的なコンピューターでは真の乱数は生成できません。
これはコンピューターは再現性のある計算の積み重ねであるプログラムで動作しているためです。
そのため、乱数をコンピューターで生成する場合には、何らかの値をもとに計算した「擬似乱数」と呼ばれる値で代替しなければなりません。
また、その「何らかの値」のことをシードと呼びます。
プログラミング言語によってはシードを指定することで、再現性のある乱数を生成することができるものもあります。
乱数を取得する方法
JavaScriptで乱数を取得するにはMath.random()関数を使用しましょう。
Math.random()は0以上1未満の範囲で浮動小数点の擬似乱数を生成します。
なお、Math.random()ではシードは指定できないため、下記のように記述します。
Math.random()
実際に取得してみよう
今回のサンプルプログラムでは、Math.random()関数の使い方を確認します。
実行はChromeブラウザーのデベロッパーツールで行いましょう。
const val1 = Math.random(); console.log(val1);
実行結果は以下のとおりです。
値は環境により異なります。
0.36205039443238896
乱数の配列を作成するには繰り返し構文を使用しましょう。
let array = [] for (let i=0; i<10; i++) { array.push(Math.random()); } console.log(array);
実行結果は以下のとおりです。
[0.6090903924181303, 0.61831182032499, ...(略)]
整数の乱数を取得するには Math.floor() 関数を組み合わせて使用します。
例えば1から6までの乱数を生成するには以下のように記述しましょう。
let array = [] for (let i=0; i<10; i++) { array.push(Math.floor(Math.random() * 6) + 1); } console.log(array);
実行結果は以下のとおりです。
[4, 5, 1, 2, 5, 5, 1, 6, 3, 2]
まとめ
今回の記事ではJavaScriptで乱数を取得する方法を学習しました。
Math.random()関数を使用して乱数の取得方法をマスターしていきましょう。
執筆してくれたメンター
太田和樹(おおたかずき)
ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。 守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握(実証実験)、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。 仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。 通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。 |
JavaScriptで乱数を取得する方法がよく分かったので良かったです!
ゆかりちゃん、これからも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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