JavaScriptでCookieのexpiresを設定する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptでCookieのexpiresを設定する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

 

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• Cookieとは
• Cookieのexpires属性について
• Cookieのexpiresを設定する方法
• 実際に設定してみよう
• まとめ

 

Cookieとは

サーバーがブラウザに送信するデータのことです。このデータはブラウザに保存されサーバーとのやり取りに使用されます。

データはkey=valueの形の文字列で格納されています。

Cookieを使うことで、ログイン情報やショッピングカートのカート情報などを保持してユーザーの操作をサポートできます。
 

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Cookieのexpires属性について

Cookieのexpires属性は、有効期限を設定する場所になります。expires属性の指定がない場合は、セッションの終了までとなり、指定をする場合は、UTCの日付文字列で指定します。

UTCの日付文字列は、下記のような形式になります。

Mon, 31 Aug 2020 15:00:00 GMT

この日付のフォーマット文字列は、Dateオブジェクトを生成してtoUTCStringメソッドを呼び出すことで取得できます。
 

Cookieのexpiresを設定する方法

document.cookieと記述するとCookieの持っているkey=valueの値が参照できます。

そこに値をkey=valueとなるような文字列の後に;（セミコロン）で区切ってexpires=【UTCの日付文字列】のようにexpiresを追加で記述することで設定できます。
 

実際に設定してみよう

実際に設定する例として、nameという名前にテックアカデミージュニアという文字列に有効期限であるexpiresを2020年の8月31日の0時として設定してみます。

document.cookie = 'name=テックアカデミージュニア; expires=Mon, 31 Aug 2020 00:00:00 GMT';

このJavaScriptをブラウザのコンソールで実行すると、表示しているサイトのドメインに上記の名前のCookieが追加されます。

Cookieの値は下記のように記述することでkey=valueの部分を見ることができます。

document.cookie

設定したexpiresも確認するには、ブラウザの開発者ツールかCookieを参照する拡張ツールを使用してください。
 

まとめ

画面を移動したり、ブラウザを開き直したりするような場合にもデータを保存したいことがあるかと思います。

サーバーとの通信にもそのデータを含めたい場合は、今回紹介したCookieの使用を検討してみてください。サーバーとの通信にデータを含める必要がなければ、Web Storageという操作の簡単な部品もありますので、適宜使い分けてください。
 

筆者プロフィール

横山茂雄（よこやましげお） フリーエンジニアとして活動中。サーバーサイドからフロントまで時代の波に合わせてスキルを変化させてきました。 言語、フレームワーク、DB、現場、いずれも転々としながら、筋トレも欠かさない体育会系エンジニアです。TechAcademyジュニアのゲームアプリコースを担当しています。

 

 

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