JavaScriptでCookieのpath属性を設定する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptでCookieのpath属性を設定する方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

 

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• Cookieとは
• Cookieのpath属性について
• Cookieのpath属性を設定する方法
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

Cookieとは

サーバーがブラウザに送信するデータのことです。このデータはブラウザに保存されサーバーとのやり取りに使用されます。データはkey=valueの形の文字列で格納されています。

Cookieを使うことで、ログイン情報やショッピングカートのカート情報などを保持してユーザーの操作を助けることができます。
 

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Cookieのpath属性について

Cookieの情報はサーバーとの通信に含まれます。URLのどのようなpathに、Cookieの情報を含めるかを指定するのがpath属性になります。

指定がない場合は、同じドメインのURLならば含める設定になります。

URLのドメインとpathは、下記のURLの例だと「○○.com」がドメインでその後の/（スラッシュ）以降がpathになります。

http://○○.com/aaa/bbb

 

Cookieのpath属性を設定する方法

document.cookieと記述するとCookieの持っているkey=valueの値が参照できます。

そこに値をkey=valueとなるような文字列の後に;（セミコロン）で区切ってpath=/【path】のようにpathを追加で記述することで設定できます。
 

実際に書いてみよう

実際に設定する例として、nameという名前にテックアカデミージュニアという文字列をもったCookieにpathを/testと指定するコードを紹介します。

document.cookie = 'name=テックアカデミージュニア; path=/test;'

このJavaScriptをブラウザのコンソールで実行すると、表示しているサイトのドメインのtestというpathに上記のCookieが追加されます。

Cookieの値は下記のように記述することでkey=valueの部分を見ることができます。

document.cookie

今回はpathを/test、としているので、URLのpathがhttps://○○.com/testのように、pathがtestになっていないと追加したCookieは参照できないので注意してください。もしくは、pathはcookieを設定するURLに合わせて書き換えて実行しても問題ありません。

また、設定したpathも確認するには、ブラウザの開発者ツールかCookieを参照する拡張ツールを使用する必要があります。
 

まとめ

画面を移動したり、ブラウザを開き直したりするような場合にもデータを保存したいことがあるかと思います。

サーバーとの通信にもそのデータを含めたい場合は、今回紹介したCookieの使用を検討してみてください。サーバーとの通信にデータを含める必要がなければ、Web Storageという操作の簡単な部品もありますので、適宜使い分けてください。
 

筆者プロフィール

横山茂雄（よこやましげお） フリーエンジニアとして活動中。サーバーサイドからフロントまで時代の波に合わせてスキルを変化させてきました。 言語、フレームワーク、DB、現場、いずれも転々としながら、筋トレも欠かさない体育会系エンジニアです。TechAcademyジュニアのゲームアプリコースを担当しています。

 

 

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