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JavaScriptのDateオブジェクトのparseメソッドについて現役エンジニアが解説【初心者向け】

初心者向けにJavaScriptのDateオブジェクトのparseメソッドについて現役エンジニアが解説しています。Dateオブジェクトは日時を管理するオブジェクトでUNIX時刻を持っています。parse()メソッドは文字列を解釈してUNIX時刻を返す関数です。parse()メソッドの書き方や使い方を確認しましょう。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

JavaScriptのDateオブジェクトのparseメソッドについて、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

 

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

田島悠介

今回は、JavaScriptに関する内容だね!

大石ゆかり

どういう内容でしょうか?

田島悠介

JavaScriptのDateオブジェクトのparseメソッドについて詳しく説明していくね!

大石ゆかり

お願いします!

 

目次

 

Dateオブジェクトとは

DateオブジェクトはJavaScriptで日時を管理するオブジェクトです。

JavaScriptの日時は内部で協定世界時(UTC)の1970年1月1日 00:00:00からの通算のミリ秒で管理されています。この形式の管理はUNIXというOSで始まったことから「UNIX時刻」と呼ばれており、コンピュータの日時管理の標準となっています。

Date オブジェクトも内部ではUNIX時刻で日時を保持しています。Date オブジェクトについて、詳しくは以下の記事も参考にしてください。

MDN – Date
 

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parse() メソッドとは

parse()メソッドは引数で指定した文字列を解釈してUNIX時刻を返します。

ただしどのように解釈するのかはブラウザに依存してしまうため、 parse()メソッドはなるべく使用せず、後述するコンストラクタで日時を指定するようにしましょう。
 

parse()メソッドの使い方

parse()メソッドの使い方は以下のとおりです。

Date.parse(文字列)

parse()メソッドで得たUNIX時刻はDateオブジェクトのコンストラクタに引数として指定できます。

new Date(UNIX時刻)

Dateオブジェクトのコンストラクタには、この他に年月日や年月日時分秒を指定するものなどがあります。この場合、月は0から始まることに注意しましょう。

new Date(年, 月, 日)

new Date(年, 月, 日, 時, 分, 秒)

 

実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムでは、 parse()メソッドの使い方を確認します。

実行はChromeブラウザーのデベロッパーツールで行います。まずは年月日を文字列で指定します。

const dt1 = Date.parse('2020/05/02');
console.log(dt1);
console.log(new Date(dt1));

実行結果は以下のとおりです。UNIX時刻と、それをDateオブジェクトに変換した結果が出力されています。

1588345200000
Sat May 02 2020 00:00:00 GMT+0900 (日本標準時)

parse()メソッドはどのような文字列でも解釈できるわけではありません。いくつか試してみましょう。

console.log(Date.parse('2020/05/02'));
console.log(Date.parse('2020.05.02'));
console.log(Date.parse('20200502'));

実行結果は以下のとおりです。「20200502」は正しく解釈できていないことが分かります。

1588345200000
1588345200000
NaN

コンストラクタで日時を指定する例は以下のようになります。

const dt2 = new Date(2020,4,2);
console.log(dt2);

実行結果は以下のとおりです。

Sat May 02 2020 00:00:00 GMT+0900 (日本標準時)

getTime()メソッドで UNIX 時刻を取得できます。

console.log(dt2.getTime());

実行結果は以下のとおりです。先程の parse() メソッドの結果と同一の値が得られました。

1588345200000

 

まとめ

今回の記事ではJavaScriptのDateクラスのparseメソッドについて学習しました。
 

筆者プロフィール

太田和樹(おおたかずき)

ITベンチャー企業のPM兼エンジニア

普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。

開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握(実証実験)、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。

地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

大石ゆかり

内容分かりやすくて良かったです!

田島悠介

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

大石ゆかり

分かりました。ありがとうございます!

 

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