Ruby on Railsでform_withを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRuby on Railsでform_withを使う方法について現役エンジニアが解説しています。form_withとは、Railでフォームタグを簡単に作成するためのヘルパーです。form_withの書き方やURLを指定する方法やモデルを指定する方法など使い方について解説します。
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Ruby on Railsでform_withを使う方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Ruby on Railsでform_withを使う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
Ruby on Railsのform_withとは
form_withとは、Railでフォームタグを簡単に作成するためのヘルパーです。使い方をマスターすれば、コーディングがずっと楽になります。RailsでWebアプリケーションを作成する際に、ほぼ必須のヘルパーです。
form_withは、Rails5.1以上で推奨されているヘルパーです。以前から、form_forやform_tagというヘルパーが用意されていましたが、form_withに統合されました。
form_forについては、Railsのform_forの書き方を現役エンジニアが解説【初心者向け】を参照してください。
form_withを使う方法
form_withは、
<%= form_with(モデル or URLベース,[スコープ],[オプション]) do |f| %> フォームの中身 <% end %>
と書きます。
モデルには、@userや@postなどモデルオブジェクトを入れる場合に使います。URLベースは、URLを指定する場合に使います。スコープには、formのフィールド名にスコープを追加する場合に使います。オプションには、送信先のurlやタグの設定(クラスをつけたり、MIMEタイプを指定したり)をします。
フォームの中身には、色々なフィールドを生成できるFormBuilderオブジェクトを利用したメソッドが使えます。
form_withでよく使われるメソッド
form_withでよく使われるメソッドは以下の通りです。
- label ラベルテキスト
- check_box チェックボックス
- password_field パスワード入力フィールド
- submit 送信ボタン
- text_area 複数行入力テキストエリア
- text_field テキスト入力フィールド
他にも利用できるメソッドはたくさんあります。詳しくは、Ruby on Rails公式のフォームヘルパーの説明を参照してください。
実際に書いてみよう
URLを指定する場合
<%= form_with url: users_path do |f| %> <%= f.label :name, '名前' %> <%= f.text_field :name %> <%= f.submit "送信" %> <% end %>
と書きます。nameという属性を持つusersモデルを使った例です。url: users_pathで、URLを指定しています。
f.とすることで、ポストモデルとラベル(label)やテキストボックス(text_firld)を紐づけることができます。
f.labelは、contentのラベルタグを生成し、f.text_fieldは、nameのテキストボックスを生成します。f.submitは、このフォームの送信ボタンを生成します。
Webブラウザで表示(実行)すると、以下のようなタグが生成されます。
<form action="/users" accept-charset="UTF-8" data-remote="true" method="post"> <label for="user_name">名前</label> <input type="text" name="name" id="name" /> <input type="submit" name="commit" value="送信" data-disable-with="送信" /> </form>
モデルを指定する場合
<%= form_with model: @user do |f| %> <%= f.label :name, '名前' %> <%= f.text_field :name %> <%= f.submit "送信" %> <% end %>
と書きます。@userにuserモデルのインスタンスを格納している時の例です。以下のようなタグが生成されます。
<form action="/users" accept-charset="UTF-8" data-remote="true" method="post"> <label for="user_name">名前</label> <input type="text" name="user[name]" id="user_name" /> <input type="submit" name="commit" value="送信" data-disable-with="送信" /> </form>
actionが”/users” となり、labelやidは”user_name”となり、inputのnameはuser[name]となります。
スコープを設定する場合
<%= form_with url: users_path, scope: :scope1 do |f| %> <%= f.label :name, '名前' %> <%= f.text_field :name %> <%= f.submit "送信" %> <% end %>
と書きます。実行すると以下のようなタグが生成されます。
<form action="/users" accept-charset="UTF-8" data-remote="true" method="post"> <label for="user_name">名前</label> <input type="text" name="scope1[name]" id="scope1_name" /> <input type="submit" name="commit" value="送信" data-disable-with="送信" /> </form>
inputのnameが、scopeを反映した”scope1[name]”となります。
オプションを設定する場合
<%= form_with url: users_path, class: "form_class", local: true do |f| %> <%= f.label :name, '名前' %> <%= f.text_field :name %> <%= f.submit "送信" %> <% end %>
と書きます。実行すると以下のようなタグが生成されます。
<form class="form_class" action="/users" accept-charset="UTF-8" method="post"> <label for="user_name">名前</label> <input type="text" name="scope1[name]" id="scope1_name" /> <input type="submit" name="commit" value="送信" data-disable-with="送信" /> </form>
class=”form_class”が、class: “form_class”オプションによって追加されています。
data-remote=”true”が、local: trueオプションによって削除されています。ちなみにdata-remote=”true”は、画面遷移しない通信(非同期通信)のための指定です。この例では同期通信の指定となります。
まとめ
formはWebアプリケーションでよく使われます。
form_withの使い方をマスターして積極的に使ってみましょう。
筆者プロフィール
伊藤広明(いとうひろあき)
1990年代からソフトウェア開発を仕事としてはじめ、2000年ごろからWEBエンジニアの仕事にも従事。 作れるもの:Webシステム、スマホアプリ |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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