PHPで再帰処理を実装する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPHPで再帰処理を実装する方法について現役エンジニアが解説しています。再帰処理とはメソッドの中で自分自身を呼び出す処理のことです。PHPの再起処理の書き方やサンプルコードとして階乗の計算を行う方法を解説します。
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今回は、PHPで再帰処理を実装する方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
PHPについてそもそもよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まるでしょう。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。

今回は、PHPに関する内容だね!

どういう内容でしょうか?

PHPで再帰処理を実装する方法について詳しく説明していくね!

お願いします!
この記事ではPHPで再起処理を実装する方法について解説します。
目次
再帰とは
再帰処理とは、関数がメソッドの中で自分自身を呼び出す処理のことです。
再帰処理は自分自身を呼び出すため適切な終了処理をしない限り無限ループになってしまう点に注意する必要があります。
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再帰関数の使い方
再帰関数は関数の中に自分自身を呼び出すことをいいます。ただそのままだと無限に自分自身を呼び出し続けるため終了条件が必要になります。
再帰関数は以下のように書きます。
function 関数名(引数) { if (終了条件) { return 戻り値; } else { 関数名(引数); return 戻り値; } }
自分自身を再度呼ぶ際に同じ引数を設定すると無限ループになるため引数を別の値に変えるようにする必要があります。
再帰処理の例
再帰処理の例として階乗の計算について紹介します。
階乗とは数学の計算方法の1つで4!や5!のように「数字!」と書きます。1から数字までの整数を掛け合わせた値を得ることができます。
6!だと以下のような計算になります。
6! = 1 * 2 * 3 * 4 * 5 * 6;
ただこの計算はこのような理解もできます。
6! = 5! * 6; 6! = (4! * 5) * 6 6! = ((3! * 4) * 5) * 6 6! = (((2! * 3) * 4) * 5) * 6 6! = ((((1! * 2) * 3) * 4) * 5) * 6 6! = (((((1) * 2) * 3) * 4) * 5) * 6
6!を求める関数がある場合、その中の内部の処理では5!を求める関数を呼びその戻り値と6を掛けています。
同じく5!は4!を求める関数を呼びその戻り値と5を掛けています。
そう考えると階乗を答えを求める関数はその中の処理で自分自身を呼び出し引数に元の引数-1を与えていることになります。
また渡ってきた引数が1だった場合は、戻り値として1を返すようにするようにすることで終了しています。
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では実際に階乗の計算の例を使って再帰処理を実装してみましょう
ソースコード
<?php function factorial($num) { if ($num > 1) { return factorial($num -1) * $num; } else if ($num < 1) { return "この値は適切な値ではありません"; } else { return 1; } } echo "6!の答えは" . factorial(6) . "です"; echo "<br/>"; echo "7!の答えは" . factorial(7) . "です";
実行結果
6!の答えは720です 7!の答えは5040です
まとめ
この記事ではPHPで再帰処理を実装する方法について解説しました。
再帰処理はなかなか処理内容を理解するのが難しいところですですが使えるようになるとソースをシンプルに書けるようになります。
筆者プロフィール
メンターSさん
システムエンジニアとしてこれまで行政システムや医療用システムの保守、開発に携わりました。 JavaやPython、PHP、Kotlinなど様々な言語での開発経験があります。 |

内容分かりやすくて良かったです!

ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!

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