Pythonでライブラリをimportするためパスを通す方法について現役エンジニアが解説【初心者向け】

Pythonでライブラリをimportするためパスを通す方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

便利な機能、関数やメソッドがまとまっているライブラリを使ってプログラミングをする必要がある人はぜひ覚えておくと良いでしょう。

 

そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。

 

目次

• importとは
• importの使い方
• importを利用してパスを通し任意のライブラリを活用しよう
• まとめ

 

importとは

importとは、標準モジュール(ライブラリ)、拡張モジュール(ライブラリ)、自作モジュールを読み込んでプログラム内で使用するためのメソッドです。標準モジュールや、拡張モジュールを使うことでより高度な処理を、より簡単にプログラミングすることができます。

また、よく使う処理を自作のモジュールとし、それらを読み込ませることで、プログラムの可読性、デバッグのしやすさが向上することもあります。

 

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importの使い方

importの使い方を解説します。下記のように、プログラムコードの先頭に記述します。

import <モジュール名> (as 固有の名前)

また、自作したモジュールをimportする場合は下記のように記述します。

import sys

sys.path.append("<自作モジュールの置いてあるディレクトリパス>")

 

importを利用してパスを通し任意のライブラリを活用しよう

それでは、実際にimportを利用してパスを通し任意のライブラリを活用してみましょう。まず、このような自作の関数や定数をコーディングした`myscript.py`というファイルを”/work/yamasaki/script”に置きます。

def hikaku_bigger(a, b):
  if a == b:
    return 0
  if a > b:
    return a
  if a < b:
    return b

def hikaku_smaller(a, b):
  if a == b:
    return 0
  if a > b:
    return b
  if a < b:
    return a

NUM = 200

 

次に、main.pyを下記のようにコーディングします。ここで、先ほどの`myscript.py`を呼び出します。

import sys

sys.path.append("/work/yamasaki/scrip")

import myscript as mysp

a = 100
b = 10

print(mysp.NUM)

result = mysp.hikaku_bigger(a, b)
print(result)

result = mysp.hikaku_smaller(a, b)
print(result)

実行結果はこのようになります。

200
100
10

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

Pythonでライブラリをimportするためパスを通す方法について理解できましたでしょうか。

パスを指定したライブラリのimportが正しく実行できれば、複数人で開発を行ったり、便利な機能を使い回したりと効率的にシステム開発を進めることができます。

正しく理解して活用しましょう。

 

監修してくれたメンター

メンター山崎 電機メーカー社員の組み込みハード、ソフトウェア系エンジニア。 新規製品のアプリケーション/アルゴリズムの提案や製品実装ソフトウェア実装、開発効率化スクリプトの作成などに従事する。 PythonやRuby, VBA, C言語, C++, shellスクリプト, ハードウェア記述言語(Verilog HDL)など多数の言語と日々奮闘中。 趣味は野球、ギター、スノーボード、ウェイトトレーニング、食べログ巡りなどこちらも多数奮闘中。

 

 

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