JavaScriptにおける関数(function)と戻り値(return)について現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptにおける関数(function)と戻り値(return)について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• functionとは
• 戻り値(return)とは
• 関数を作成して戻り値を取得してみよう
• まとめ

 

functionとは

「関数」という意味の英単語です。JavaScriptではfunctionという単語を関数の宣言をする際に記述します。

下記の例では、myFunctionという名前の関数を定義しています。

function myFunction(){
  //ここになにかの処理
}

関数を作成すると関数の名前を使って呼び出すことができるようになります。これにより同じ処理を何度も記述せずとも呼び出した場所で実行できるようになります。

 

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戻り値(return)とは

returnと記述することで、その関数を終了し呼び出し元に値を返すことができます。呼び出し元に返す値を戻り値と呼びます。下記の例では、「あいうえお」という文字列を関数の呼び出し元に返しています。

function myFunction(){
  return 'あいうえお';
}
let result = myFunction();

resultという名前の変数にあいうえおという文字列が格納されました。

 

関数を作成して戻り値を取得してみよう

簡単な関数の例として、2つの数字を渡し、その2つの数字を足したものを返す関数を作成します。

function addition(value1, value2){
  return value1 + value2;
}

関数の名前は「addition」としました。return文の後に、受け取った2つの数字を足すように記述したので、足した数が戻り値として返されます。この関数を呼び出す場合の例は下記のようになります。

let result = addition(2, 3);

additionという名前の関数に2と3を渡して実行しています。additionのreturn文によって、2と3を足した5が返され、resultという変数には5が格納されます。

また、return文は複数記述することができます。return文が実行されると、そこで処理が終わりそれ以降の処理は実行されません。

下記の例では、return文の後のコンソールへのメッセージ表示は行われません。

function addition(value1, value2){
  return value1 + value2;
  console.log('この処理は実行されません');
}

引数が不正な値の場合はreturnするような使い方もできます。

 

まとめ

関数の作成方法と戻り値の扱い方を紹介しました。関数を作ることで、いろいろな場所から呼び出して実行できるようになります。また、JavaScriptにも標準でたくさんの便利な関数が用意されています。呼び出すだけで結果を戻り値として受け取れば、処理を作成しなくても良いので楽です。

 

監修してくれたメンター

横山茂雄（よこやましげお） フリーエンジニアとして活動中。サーバーサイドからフロントまで時代の波に合わせてスキルを変化させてきました。 言語、フレームワーク、DB、現場、いずれも転々としながら、筋トレも欠かさない体育会系エンジニアです。TechAcademyジュニアのゲームアプリコースを担当しています。

 

 

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