JavaScriptにおけるwhile(true)のループ処理について現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptにおけるwhile(true)のループ処理について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

そもそもJavaScriptについてよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのかについて解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• whileとは
• whileの使い方
• whileを利用してループ処理を作成してみよう
• まとめ

 

whileとは

whileとは、反復処理をおこなうための関数です。条件が真（true）の間、繰り返します。

for文による反復でも同じことができます。主な使い分けとしては、for文は繰り返す回数が決まっているような場合に使うのに対して、while文では繰り返す回数がわからないが条件を満たすまでの場合に使います。

 

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whileの使い方

whileの構文は下記のようになります。

while(　真偽値になるような条件 ) {
  //ここの処理が繰り返されます。
}

真偽値になるような条件とは、i < 10 のような結果がtrueまたはfalseになるような式か、ture、falseの値です。
この条件がtrueの間、whileのブロックを繰り返します。
また、for文と同様にbreakを使って繰り返し処理を抜けることもできます。

 

whileを利用してループ処理を作成してみよう

whileを使ったループ処理をいくつか紹介します。
ポイントは、「trueの間繰り返される」ということです。
繰り返す中でfalseに変わる、または、breakで抜ける記述をしないと無限ループになるので注意してください。

まずは10回繰り返す処理をwhile文で書いてみます。
for文で処理することが多いですが、whileで書くと下記のようになります。

let count = 0;

while(count < 10){
  console.log(count);
  count++;
}

ここでは変数countが10未満の場合に繰り返すようにしています。
0〜9の10回の繰り返しがおこなわれ、countが10になったときに条件がfalseになり繰り返しを終了します。

次は繰り返す回数がわからない場合の例です。
rankという名前の変数が、スーパーレアという文字ではない間（スーパーレアになるまでの間）繰り返します。
ランダムな値を使って10%の確率で文字列がスーパーレアになります。
処理が繰り返す間は、「まだスーパーレアではありません。」とコンソールに表示します。

let rank = 'ノーマル';
while(rank !== 'スーパーレア' ){
  console.log('まだスーパーレアではありません。');
  let result = Math.random();
  if(result >= 0.9){
    rank = 'スーパーレア';
  }
}

最後に1万を3%ずつ複利で増やし、100万を超えたらbreakで抜ける例です。
繰り返しを抜ける際に、コンソールに何回繰り返したかを表示しています。

let result = 10000;
let count = 0;
while(true){
  count++;
  result *= 1.03
  if(result > 1000000){
    console.log(count + '回目で100万を超えました。');
    break;
  }
}

 

まとめ

whileを使った反復処理を紹介しました。
for文で代用することも可能ですが、繰り返し処理の幅を広げるのに使ってみてください。

 

監修してくれたメンター

横山茂雄（よこやましげお） フリーエンジニアとして活動中。サーバーサイドからフロントまで時代の波に合わせてスキルを変化させてきました。 言語、フレームワーク、DB、現場、いずれも転々としながら、筋トレも欠かさない体育会系エンジニアです。TechAcademyジュニアのゲームアプリコースを担当しています。

 

 

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