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大学入試でプログラミング出題!再編成された大学入学共通テストとは

2025年より大学入試にプログラミングが出題!大学入学共通テストが再編成され、プログラミングを含む「情報」科目が新設されます。本記事では、この度再編成された大学入学共通テストの内容や新設される「情報」のサンプル問題を紹介します。2025年以降に大学受験を控える高校生や親御さんは必見です。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

令和7年より大学入学共通テストが再編成され、プログラミングを含む「情報」科目が新設されます。

つまり令和7年以降に大学受験を控える子どもたちは、受験勉強としてプログラミングを学習する必要が出てきます。

本記事では、この度再編成された大学入学共通テストの内容や新設される「情報」のサンプル問題を紹介しています。

対象年以降に大学受験を控える高校生や親御さんにぜび、ご一読いただきたい記事です。

目次

大学入学共通テスト再編成で「情報」が新設

大学入試センター2021324日の発表で、令和7年度(20251月)から刷新される大学共通入学テストでの新科目としてプログラミングを含む「情報」を出題すると発表しました。

新学習指導要領に対応し,令和4年4月から高等学校等において実施される教科に関し,令和7年度大学入学共通テストからは,普通科,専門学科及び総合学科に共通する各教科のうち,国語,地理歴史,公民,数学,理科,外国語及び情報の7教科を出題の対象とし,それぞれの教科の必履修科目及び選択科目の中から出題する。大学入試センター「平成 30 年告示高等学校学習指導要領に対応した 令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目について」より

出題科目は「情報」の1科目で「情報」の内容が出題範囲となり、情報で一つの試験時間帯となる見込みです。

今後は2021324日に大学入試センターから公表された方針を踏まえ、文部科学省において高校や大学関係者等の協議が行われ最終決定する流れとなっています。

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「情報」新設に至った背景

高等学校の新学習指導要領では「情報」「情報」の2科目が設定され、そのうち「情報」が必履修科目とされています。

この平成30年3月に告示された高等学校学習指導要領に対応するために、大学入試センターは令和7年度大学入学共通テストの出題教科・科目の再編案として、令和4年度から必履修科目となる「情報I」に伴う「情報」教科を新たに追加し、6教科30科目から7教科21科目へと変更するという一定の結論を出しました。

また、政府が掲げる未来投資戦略2018で次のように述べられていることから必履修科目「情報Ⅰ」の内容を『情報』として出題するに至ったとしています。

「義務教育終了段階での高い理数能力を、文系・理系を 問わず、大学入学以降も伸ばしていけるよう、大学入学共通テストにおいて、国語、数学、 英語のような基礎的な科目として必履修科目『情報I』(コンピューターの仕組み、プログラミング等)を追加する」未来投資戦略 2018 ―「Society5.0」「データ駆動型社会」への変革― (平成30年6月15日 閣議決定)」より

CBT試験の検討

「情報」はパソコンやタブレットを使って実施すべきだとの意見があり、CBT(Computer-based Testing:コンピュータ等で実施する試験)が検討されましたが、令和7年度大学入学共通テストでは今まで通り、PBT(Paper-based Testing:紙で実施する試験)で行うことに決定しました。

CBT試験について引き続き調査研究が進められことになりますが、全国的に均質で質の高い受験環境(パソコン、ネットワーク等)の確保やトラブルが生じた場合の対応、新しい試験のあり方に対する社会全体の理解など、細やかな検討が必要となりそうです。

プログラミングを含む「情報」のサンプル問題を公開

大学入試センターより、令和7年より新設が検討されている「情報」のサンプル問題が公開されました。

これは具体的なイメージを共有するために作成・公表されたもので、現段階では試験時間等は考慮されていないため、令和7年度大学入学共通テストから「情報」が出題される際に適切な分量と難易度のもとで問題セットが作成されることになります。

また、「情報Ⅰ」の一部を出題範囲として作成しているため、「情報 Ⅰ」全ての内容を網羅しているものではありません。「情報Ⅰ」の教科書の検定中に作成した問題のため、今回紹介するサンプル問題は教科書と照合したものではないことをご了承ください。

それではこの度公開されたサンプル問題をもとに「情報」の出題傾向をみていきましょう。
本記事では大問ごとに一部の問題を抜粋して紹介しています。

「情報」サンプル問題 第1問

情報のサンプル問題、大問1では情報に関する知識が問われています。

問1インターネットについての問題です。

この問題ア・イを解くには「回路交換方式」や「パケット」が鍵となりそうです。

ウを解くには「情報格差」、エを解くには「クラウド」について理解している必要があります。

▶︎正解はこちら

「情報」サンプル問題 第2問

情報のサンプル問題、大問2ではプログラミングについて問われています。

第2問は比例代表区の選挙におけるドント方式のプログラミングについての問題です。

プログラミング問題は、はじめの問題の意図を読み取れないと、全問不正解となることも考えられるため、ソースコードの意図を読み取れるようにはじめの問題から丁寧に取り組む必要があります。

▶︎正解はこちら

「情報」サンプル問題 第3問

情報のサンプル問題、大問3ではデータ分析の手法が問われています。

第2問を解くにはいくつもの複雑な表を組み合わせて、意図を読み取る必要があります。

加えて、「数学Ⅰ」の知識が必要となる問題もあります。

▶︎正解はこちら

大学入学共通テストの情報対策なら「テックアカデミージュニア」

全国に教室を展開するテックアカデミー ジュニアにて新たに中高生を対象とした「大学入学共通テスト情報対策コース」提供を開始します!

先ほども述べたように大学入試センターは、令和7年度(2025年1月)から刷新される大学共通入学テストでの新教科としてプログラミングを含む「情報」を出題すると発表しています。

この発表を受けて、テックアカデミージュニアでは情報対策コースを開講することになりました。
現在、2021年の夏をめどに「大学入学共通テスト情報対策コース」を学習塾などの教育事業者向けに提供するための準備を進めています。

テックアカデミージュニアでは、これから大学入学共通テストを受験する中学生・高校生たち生徒がプログラミングや、 データサイエンスに必要な統計処理などの情報リテラシーを深めるための機会を提供したいと考え、本コースを新たにリリースすることにいたしました。

テックアカデミージュニアとは

テックアカデミージュニアは、全国の学習塾・教育者を対象にした小中高校生向け実践的プログラミングサービスです。

通いのオフライン教室の他に、カリキュラムとアクティブラーニングのハイブリット学習で子どもたちの学びを最大化する、オンライン教室も展開。自宅にいながら効率的にプログラミング学習が可能です。

独自で開発した学習システムは、基礎から実践までステップアップ式のカリキュラムとなっており、生徒が1つの画面で迷うことなく学習を進めることができます。

現在、自宅にいながら2時間でプログラミングの楽しさについて知ることができるプログラミング学習体験を実施していますので、気になる方はぜひお試しください。 

▶︎自宅で無料体験学習を受けてみる

▶︎テックアカデミージュニアについて詳しく知りたい

テックアカデミージュニア「今後の展望」

テックアカデミージュニアでは小学1年生〜高校3年生までの「K-12」に対して、一貫したプログ ラミングの教育機会を提供することが可能です。

今後は、プログラミングだけではなく、データサイエンスやアルゴリズムなどといった計算の理論や情報の処理を含むコンピューターサイエンスの領域まで広げ、これからの社会に求められる「テクノロジーで問題解決できる人材」の育成を目指します。

そのためには、全国の教育機関による「学ぶ場」と「先生」の存在が必要不可欠です。

今後も子ども達にとって良い教育とは何か模索しながら、全国の教育事業者と連携し、一人でも多くの子ども達にプログラミングの学習機会をお届けます。

大学で本格的にプログラミングを学ぶなら

大学へ進学してもっと本格的かつ実践的なプログラミングを学びたい方は専門的に学べる学部・学科がある大学を選びましょう。

いざ進学したときに自分が思い描いていたイメージと違う、とならないように、大学を選ぶポイントを紹介します。

①大学選択の条件を書き出し優先度を決める

プログラミングを学ぶ上でどのような大学で学んでいくのかを事前に考えておくことは非常に重要です。

進学する前に大学選択の条件を書き出して優先度を決めることで、自分が進む道が見えてきます。

  • アクセス
  • 学費
  • 就職率
  • 偏差値
  • 国家試験合格率
  • 授業カリキュラム

上記の項目で優先度が高いものから書き出していき、それに該当する大学を選ぶことで進学したときのズレを解消しやすくなります。

まずは事前にしっかりと優先度を見つめ直すためにも書き出してみましょう。

②将来像を明確にしておく

大学を選ぶ上で最も重要なポイントが将来像を明確にしておく、ということです。

現時点で将来像と言われてもなかなかイメージしづらいかもしれませんが、プログラミング系の学部は大学の学びがそのまま職に繋がります。

就職した後にプログラマーでも別の分野をするとなると一から学び直す必要があるということもあり得ますので未来を見据えた選び方をしなければなりません。

どの学部を選ぶかで人生が大きく変わる可能性があるので、事前に将来像を明確にしておくことが非常に重要です。

▶︎プログラミングが学べる大学について知りたい!
この関連記事ではプログラミングが学べる大学を一覧で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

しっかり対策をして大学入試に備えよう!

いかがでしたか?

本記事では大学入学共通テスト再編成の内容や新設される「情報」のサンプル問題について、さらにはプログラミングが学べる大学の選び方などを紹介していきました。

令和7年より大学入学共通テストで「情報」が新設され、試験内容が今までとはガラッと変わります。

「情報」は高等学校の授業で必修化されたばかりなので、大学受験を見据えて早いうちから対策をしておきましょう!

何からしたらいいのか…と学習方法に迷われたら、ぜひテックアカデミージュニアの「大学入学共通テスト情報対策コース」をご利用ください。

この記事を通して、プログラミングを学習する意義が伝わっていたら幸いです。

▶︎小中高で導入したプログラミング教育について詳しく知りたい