RubyでFile(ファイル)を読み込む方法【初心者向け】
RubyでFile(ファイル)の読み込みをする方法を解説しています。Rubyプログラミングの基礎にあたる部分になりますので、しっかりと理解しておきましょう。
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Rubyでファイルを読み込む方法について解説しています。
RubyのFileクラスを使ってファイルの読み込み処理を行っていきます。覚えておくといざという時に焦らず対処できるのでしっかりと理解しておきましょう。
そもそもRubyがよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事をご覧ください。
なお本記事は、TechAcademyのWebアプリケーションオンラインブートキャンプの内容をもとに紹介しています。
今回はRubyで、ファイルの読み込みを行う方法を解説するよ。
田島メンター!!ファイル読み込みには何を使うんですか〜?
ファイル読み込みにはFileクラスというものを使用するよ。今回は例として、テキストファイルを読み込んでそれを表示させてみよう。
はい!
まず前提として、カレントディレクトリに.txtのファイル(今回はtest.txt)を用意しておきます。
中身は、
Japanese
Math
English
Social studies
Science
のようにしましょう。
まずは拡張子「.txt」のファイルを作成し、複数行テキストが入力されたものを保存しよう。
作成したファイルは、カレントディレクトリに移動しておくんですね。
用意ができたらターミナルで”irb”と入力し、以下のコマンドを実行してみよう。
ファイルオープンしてみよう
まずファイルをオープンします。
この時、ファイルオープンモードと呼ばれるものを指定できます。
"r" : 読み込みモード "r+" : 読み書き両用モード "w" : 新規作成書き込みモード "w+" : 新規作成読み書き両用モード "a" : 追加書き込みモード "a+" : 追加読み書き両用モード
これに”r”がつくとバイナリモードになります。
モード選択を省略すると”r”でオープンされます。
今回はあらかじめファイルが用意されている前提なので省略します。
File.open('test.txt') do |file|
これでファイルがオープンされました。
ファイルの内容を出力してみよう
IO#each_lineを使って1行ずつ文字列として取り込みます。
file.each_line do |subject|
これでSubjectという変数にtest.txtの内容が入ります。
それを出力するためには
puts subject
を使いましょう。
一連の流れをプログラムで書くと、
begin File.open('test.txt') do |file| file.each_line do |subject| puts subject end end end
このように出力されます。
以上でファイルの読み込みについての解説を終わります。
Rubyのファイル書き込みの方法についても合わせてご覧ください。
テキストの出力はうまくいったかな?
テキストファイルに入力していた文字列が、そのまま表示されましたね!
今回は読み込みの動作のみを行ったけれど、逆にファイルに書き込むこともできるんだ。これについてはまた別のところで解説するよ。
分かりました!よろしくお願いします!
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