RubyでCSVファイルにヘッダ(Header) を作成する方法【初心者向け】
初心者向けにRubyでCSVファイルにヘッダ(Header) を作成する方法について解説しています。RubyでCSVファイルを扱う際に必要な知識になります。 実際の例を踏まえてヘッダの操作について学んでいきましょう。
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RubyでCSVファイルにヘッダ(Header) を作成する方法について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
CSVファイルにヘッダ(Header) を作成する方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
CSVファイルのヘッダ(Header)とは
アプリケーションでは、Rawデータ(生データ)や集計結果として、CSVファイルを生成するケースが多々あります。
その際、1行目に出力される、カラムの名前などが入った行を、ヘッダ行と呼びます。
名前 | 年齢 |
煌木太郎 | 22 |
名前、年齢と書かれている行がヘッダ行です。
ヘッダ行があると、CSVファイルをExcelなどのツールで開いた際も、どのカラムが、どのデータかというのがひと目で分かりますので、とても重要な行と言えます。
CSVファイルにヘッダ(Header)を作成する方法
CSVファイルを作成する際、ヘッダ行を追加するためには、データベースのカラムなどを直接使用する方法もありますが、これらは英字であるため、一見するとわかりにくい表記となってしまいます。
また、1からCSVを生成する場合など、ヘッダがない状態も考えられます。
そのため、ヘッダを直接追加する方法を確認してみましょう。
使用するライブラリは、CSVライブラリです。
ヘッダを追加するために、先にヘッダ用の配列を準備し、CSVの先頭に追加します。
実際に書いてみよう
CSVファイルを1から作成し、ヘッダを追加する例を確認してみましょう。
ソースコード
require 'csv' header = ["名前","年齢"] # ヘッダ用の配列を作成 data = [ ["煌木太郎",22], ["山田一郎",22] ] # データ配列を準備 # CSVデータを生成する CSV.open('sample.csv','w') do |csv| csv << header # ヘッダ行をCSVに追加 data.each do |d| csv << d # データ行をCSVに追加 end end # 生成したCSVデータを読み込む # CSV.foreachの引数に、headers: true とつける事で、先頭行をヘッダとして認識します。 CSV.foreach("sample.csv", headers: true) do |row| p row.to_h end # 結果 # {"名前"=>"煌木太郎", "年齢"=>"22"} # {"名前"=>"山田一郎", "年齢"=>"22"}
プログラムを実行すると、sample.csvが追加される事が分かると思います。
内容としては、
名前 | 年齢 |
煌木太郎 | 22 |
山田一郎 | 22 |
というCSVファイルが出来ており、先頭には名前、年齢、とヘッダ行が追加されている状態が確認できます。
独自のヘッダを追加したい場合などは、このような方法で追加すると良いでしょう。
監修してくれたメンター
中廣 誠
職種: WEBエンジニア 過去の開発実績・業務内容: 趣味など |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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