Rubyでstdinを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyでstdinを使う方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

 

Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。
 

 

stdinとは

STanDard INputの略のようです。そのまま「標準入力」と呼びます。
 

標準入力とは

大雑把な説明になりますが、キーボードから入力された値がターミナルに表示され、そのターミナルからを読み取ることを「標準入力（を読み取る）」と呼びます。同樣に、ターミナルに表示することを「標準出力（する）」と言います。

では「標準」ではない入力や出力はあるのでしょうか？
もちろんあります。例えば、「ファイル」から読み取って「ファイル」に書き出すときは「標準入力/出力」とは呼びません。
 

studinを使うメリットと使われるケース

「Yes/No」 などユーザーのコマンドを即座に読み取って対話式の処理ができます。

また、最近流行りの競技プログラミングなどでは必須です。
 

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実際に書いてみよう

stdinを使う方法

$stdin.gets

# gets で1行を読み取ります。
puts "キーボードでなにかを入力してエンターキーを押してください。"
# 入力されるまで待機します。
input = $stdin.gets
puts "次の文字列が入力されました。"
# 改行コードも含めて「文字列」として取得します。
p input

 

$stdin.readline

# readline で1行を読み取ります。
puts "キーボードでなにかを入力してエンターキーを押してください。"
# 入力されるまで待機します。
input = $stdin.gets
puts "次の文字列が入力されました。"
# 改行コードも含めて「文字列」として取得します。
p input

 

$stdin.readlines

# readlines で複数行を「配列」として読み取ります。
# 入力がされ Ctrl+D または Ctrl+Z の後 エンターキーが押されるまで待機します。
puts "キーボードでなにかを入力してエンターキーを押してください。"
puts "複数行入力できます。入力後は Ctrl+D または Ctrl+Z を入力してください。"
# 入力されるまで待機します。
input = $stdin.readlines
puts "次の文字列が入力されました。"
# 複数行を「配列」として取得します。
p input

 

$stdin.read

# readlines で複数行を「文字列」として読み取ります。
# 入力がされ Ctrl+D または Ctrl+Z の後 エンターキーが押されるまで待機します。
puts "キーボードでなにかを入力してエンターキーを押してください。"
puts "複数行入力できます。入力後は Ctrl+D または Ctrl+Z を入力してください。"
# 入力されるまで待機します。
input = $stdin.read
puts "次の文字列が入力されました。"
# 複数行を「文字列」として取得します。
p input

 

まとめ

簡単にターミナルに入力された値を読み取ることができました。

どんどん活用していきましょう。
 

筆者プロフィール

メンター古川さん Rubyが得意で、Webエンジニアとして最上流から最下流までセルフスターターとして活躍してきました。 近年 セミリタイアし、フリーランスとして適度に働きながら穏やかな生活を楽しでいます。

 

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