分かりやすく解説!Node.jsでCSVファイルを扱う方法【初心者向け】
初心者向けにNode.jsでcsvファイルを扱う方法について解説しています。csvモジュールをインストールするコマンドやcsvの使い方を説明しています。実際にcsvファイルを使う時に参考にしてみてください。
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今回はNode.jsでcsvを扱う方法を解説します。
csvファイルを簡単に扱えるcsvモジュールをインストールし、実際に利用する流れを説明しています。Node.jsでcsvファイルを扱う際に参考にしてみましょう。
なお本記事は、TechAcademyのNode.jsオンライン講座の内容をもとに作成しています。
今回はCSVファイルを取り扱う方法について見ていこうか。
田島メンター!CSVファイルというのは何ですか〜?
具体的に言うと、値をカンマ(,)で区切ったデータのことを指すんだ。実際に使ってどういうものか確認してみよう。
分かりました!
Node.jsでcsvを扱うためには
Node.jsとは
Node.jsとは、JavaScriptで実行できるサーバーサイドの環境です。
CSVとは
CSVとは、カンマを1カラムの区切り文字として使用し、改行コードを1レコードの区切り文字として使用したテキストデータです。
エクセルのデータを、他のアプリケーションでも汎用的に使用する際などに使われる形式です。
CSVは、Comma Separated Valueの略です。
npmのcsvパッケージの使い方
Node.jsでCSVを取り扱うためにはnpmのcsvモジュールを利用する方法があります。
実務上でnpmのcsvモジュールを使用するのは、JSONデータとcsvの変換作業やcsvデータの読み書き作業時です。
npmとはについての記事も参考にしてみて下さい。
npmのcsvモジュールのインストール方法
コマンド
npm install csv
解説
npm install csvでcsvモジュールをインストールします。
npmのインストール方法もまとめているので、必要であればチェックしてみてください。
まずはcsvモジュールのインストールを行おう。
ここでもnpm installですね。
続いて、JSONデータをCSV形式に変換するよ。以下のソースコードを入力し、それを実行してみよう。
Node.jsのCSVを実際に使ってみよう
npmのcsvでJsonデータをcsvに変換する方法
ソースコード
const csv = require('csv') const input = [ [ "1", "2", "3", "4" ], [ "30歳からの転職", "未経験からのエンジニア", "短期集中プログラミング", "現役エンジニアがオンライン指導" ] ]; csv.stringify(input, function(output){ console.log(output); });
表示結果
[ '1', '2', '3', '4' ], [ "30歳からの転職", "未経験からのエンジニア", "短期集中プログラミング", "現役エンジニアがオンライン指導" ]
解説
1行目のconst csv = require(‘csv’)ではrequire(‘csv’)で呼び出したcsvモジュールをconst csvで宣言した再代入不可の変数csvに代入します。
2行目のconst input = [ [ “1”, “2”, “3”, “4” ], [ “30歳からの転職”, “未経験からのエンジニア”, “短期集中プログラミング”, “現役エンジニアがオンライン指導” ] ];では、配列データの[ [ “1”, “2”, “3”, “4” ], [ “30歳からの転職”, “未経験からのエンジニア”, “短期集中プログラミング”, “現役エンジニアがオンライン指導” ] ];を、const input で宣言した再代入不可の変数input に代入しています。
3行目のcsv.stringify(input, function(output){では、変数inputの内容をcsvに変換している処理です。
csv.stringify( )の引数に、 inputという変換前の配列と、function(err, output)というコールバック関数を指定します。
function(output)というコールバック関数の引数にはoutputというcsv変換された後の文字列を指定します。
4行目のconsole.log(output);では、csv変換された後の文字列outputをconsole.logを使用して表示します。
今回はNode.jsでcsvを扱う方法を解説しました。
Node.jsの学習サイトもまとめているので、合わせて参考にしてみてください。
ここではJSONのデータをCSVにし、その内容を出力するようにしてみたよ。
変換後のデータが表示されましたね。
逆にCSV形式のデータをJSONに変換することもできるんだ。必要に応じて使い分けてみよう。
そちらの方も調べておきます。ありがとうございました!
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