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Perplexity、出版社との協力プログラムを発表:個人への影響は?

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

この記事を書いた人

テックアカデミーマガジン編集部

AIを活用した質問応答プラットフォームのPerplexityは、主要な出版社とのパートナーシッププログラム「Perplexity Publishers’ Program」を発表しました。このプログラムには、TIME、Der Spiegel、Fortune、Entrepreneur、The Texas Tribune、WordPress.comなどの著名な出版社やプラットフォーマーが参加しています。

 

Perplexity Publishers’ Programの内容

広告収益のシェア: 広告を導入し、出版社のコンテンツが引用された際の広告収入の一部を出版社と共有。

API アクセス: パートナー出版社にPerplexityのオンラインLLM APIへの無料アクセスを提供。

Enterprise Proの提供: パートナー出版社の全従業員に対し、Perplexityのエンタープライズ版を1年間無料で提供。

 

背景

Perplexityは、チャット形式で検索ができる生成AIサービスです。

ChatGPTなど他のチャット形式の生成AIサービスとは、下記の違いがあります。

  • 情報の鮮度:検索するため最新の情報を求めることができます。
  • 回答の信頼の担保:情報源を表示するため、ハルシネーションを見抜くファクトチェックの工数が低くすみます。

一方で、引用に関する著作権の懸念もありました。

日本新聞協会は、2023年10月30日に声明を発信しています。

「生成AI」のような高度な人工知能(Artificial Intelligence)は、学習の過程において、報道コンテンツを含む大量の著作物を無断かつ無秩序にネット上から広く収集している。当協会は、著作権者の権利保護に関する議論が不十分なまま、なし崩し的に報道コンテンツの無断使用が進んでしまうことを強く懸念している。本来、報道コンテンツを利用するのであれば、許諾を得るのが原則であり、知的財産へのタダ乗り(フリーライド)は許されない。

引用:一般社団法人 日本新聞協会”生成AIに関する基本的な考え方”

日本だけではなく、海外の大手メディアも声を上げています。

今回の取り組みは、このような動きを受けたものと推察されます。

 

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Perplexityを使う私たち消費者への影響予想

あくまでも未来予想のため、こうなるかもしれないなという程度の期待値でご参考ください。

  • 効率的な情報アクセス: 複数の信頼できる情報源からの情報が一つのプラットフォームで得られるため、情報収集の時間と労力が削減されるかもしれません。
  • 情報の品質アップ: 信頼できる情報源に絞って生成できるようになった場合、ファクトチェックや信頼性の担保にかかる時間と工数の削減が期待できます。
  • 広告表示: 仮に広告を見ないとコンテンツにたどり着けない状態になった場合、使い勝手が悪くなることが予想されます。

 

出典: Perplexity公式ブログ “Introducing the Perplexity Publishers’ Program”

 

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