【今すぐ改善できる!】基礎から始めるSEO対策とは
初心者向けにSEO対策の基礎について解説。細かいテクニックに頼ることなく検索エンジンからのアクセスを集めることができます。新人Web担当者でも今すぐ実践できる内容なので、自分でSEOの改善をできるようになっておきましょう。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査
最近、注目されているSEO。検索からアクセスを獲得しようとする企業も増えてきていることが背景にあるでしょう。
SEOに関する情報や本は、多く出ていますがどういったことを意識したら良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。今回は、今すぐできるSEO対策について解説していきます。新人Web担当者という方でも今すぐ実践できる内容なので、ぜひご覧ください。
なお本記事は、TechAcademyのWebマーケティングオンラインブートキャンプのカリキュラムをもとに執筆しています。
SEO対策とは
SEOとは、Search Engine Optimizationの略称です。
検索エンジン、主にGoogleの検索結果において、特定のキーワードが検索された際に、検索結果の上位に表示されるようWebサイトを最適化する取り組みです。
以前からこのSEOはWebサイトへの集客を増やす取り組みとして重要視されていますが、昨今のスマートフォンの普及により「気になったらすぐ検索する」というユーザー行動が急激に加速。顧客のインサイトを捉えるための取り組みとして再注目されています。
Googleなどの検索エンジンの仕組み
Googleなどの検索エンジンは、クローラーというシステムを使い、世界中のウェブサイトを巡回しています。この巡回のルートに自身のWebサイトが入ることで、サイト自体の存在と「このサイトは○○○に関してのサイトなんだな」というサイトの特性が検索エンジンに伝わり、検索エンジン上で登録されます。このことをインデックスと言いますが、検索エンジンは、ユーザーが特定のキーワードで検索したときに、インデックスされたページの中からユーザーに一番適していると思うものを検索結果として表示します。
SEOでは、このような検索エンジンの仕組みにコンテンツを最適化させていきます。
つまりSEOは、「インデックスを促進させること」「内容が検索キーワードに対して適切であると」を検索エンジンに伝えるための取り組みともいえます。
SEOの代表的な取り組みとは
SEOの取り組みは大きく「内部施策」と「外部施策」に分かれます。それぞれ詳しく解説していきます。
内部施策
SEOの内部施策では主にキーワード最適化と内部リンク構造の最適化を行います。
インデックス最適化
キーワードの最適化は主に以下を実行します。
- タイトルタグの使用
- meta descriptionタグの使用
- 見出しタグの適切な使用
タイトルタグの使用
タイトルタグとは、そのページのタイトルを決めるためのタグです。検索結果での表示画面では、一番上に太字で表示される重要な部分です。
HTML上では、以下のような記述になっています。実際に記述する際は、<head>タグの中に書いていきましょう。
<title>今さら聞けない!HTMLとは【初心者向け】 | TechAcademyマガジン</title>
ページタイトルにキーワードを入れることで、検索エンジンに「このページは〇〇に関する記事を書いていますよ」と伝えることができ、上位表示されやすくなります。また、タイトルは検索結果のリンク部分に表示され、さらに検索されたキーワードは太字で表示されますので、クリックされやすくなるでしょう。
タイトルを決める上での注意点は、28文字以内で設定をすることです。Googleの検索結果に表示されるタイトルの長さは28文字前後となっていて、それ以上は、切れてしまい表示されない可能性があります。
meta descriptionタグの使用
meta descriptionタグは、検索結果で上位表示された際のクリック率を高めるために設定するものです。
meta descriptionタグを設定する目的は、そのページにどんな内容が書かれているのか大枠を伝えるためです。meta descriptionを設定した際の検索表示は以下の画像を参照してみてください。
HTML上では、以下のような記述になっています。実際に記述する際は、<head>タグの中に書いていきましょう。
<meta name=”description” itemprop=”description” content=”「HTML」とは何なのかを超初心者向けに解説した記事です。今さら知らないなんて言えない・・という方はお読みください。技術的な表現はなるべく使わないようにしているので、プログラミングやWebデザインの事前知識は不要です。” />
meta descriptionを設定する際の注意点は、120文字以内での記述にするということです。それ以上の文字数は、切れてしまい検索結果に表示されない可能性があります。
見出しタグ
見出しタグは、ユーザーと検索エンジンの両方に文章内の重要な要素を伝えることができます。HTMLで以下のように書かれているのが見出しタグになります。
//見出しタグ
<h1>見出し</h1>
<h2>見出し</h2>
<h3>見出し</h3>
<h4>見出し</h4>
<h5>見出し</h5>
<h6>見出し</h6>
数字が若くなるにつれて重要度が増していきます。
見出しタグを使う上で気をつけなければならない点が2つあります。
ひとつは、「h1タグは、1ページに1つにすること」です。
h1タグは、そのページのタイトルに使用されることが自然となっています。そのページの最も重要なテキストであることをユーザー、そしてGoogleに認識させるため多用してしまうと何が重要なキーワードなのか分からなくなってしまいます。
もうひとつは、「見出しタグの順番を守ること」です。
<h1>の次に来る見出しは<h2>、その次は<h3>と順番を守らなければなりません。見出しタグは、ページの階層を正しく見せるために使用するものです。この階層がバラバラだと、SEOにマイナスの効果を与えるでしょう。
内部リンク構造最適化
内部リンク構造の最適化は主に以下を実行します。
- サイト内リンクの強化
- ビッグフッターの設置
- 関連記事へのリンクの設置
特定のキーワードでSEOの順位を上げたい場合は、当該ページへのリンク数をサイト内部で増やします。また、クローラーがWebサイト上にあるページをくまなく巡回するためにビッグフッターの設置や関連リンクの設置を行います。
リンクについては、むやみに設置するものではありません。白背景のページに白いテキストでリンクを見えないように設置することなどは、SEOに悪影響を与えリンクがペナルティを受ける可能性があります。
リンクを貼る際は、ユーザーにとって有益なものになるかどうかという視点で決めると良いでしょう。
外部施策
SEOの外部施策は主に外部からの被リンクになります。
以前は、SEO最適化したいサイトに、意図的にリンクを張るサービスが出回っていましたが、現在はそのようなサービスを使用しリンクを得ていたサイトはGoogleによってペナルティを与えられ、検索結果で上位表示できなくなっています。
現在は、できる限り外部から自然なリンクがもらえるような有益な情報をページに盛り込むことが中心になっています。本来のコンテンツ制作のありかたに立ち戻った形です。
以上、SEO対策について説明しました。
この記事を監修してくれた方
中本賢吾(なかもとけんご) 開発実績:PHPフレームワークによるフランチャイズ企業向け会員制SNS。Shopifyによる海外進出用大規模ネットショップ構築。Vue.jsによる金融機関向け内部アプリ。AWSやLinuxハウジングサーバーでの環境構築。人工知能を利用した画像判別システム。小売チェーン店舗用スマホアプリ。Wordpressによる不動産チェーン店向け賃貸・売買仲介システム。基幹システム移管用データコンバートシステム。
小学生がUnityでオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース、NHK Whyプログラミング入賞、全国Programing Festival入賞、中学生がノーコードでSNS型PWAアプリリリースなど、ボランティアプログラミング教育活動行っている。 |
検索エンジンからの安定的なアクセスを集めるためにはSEO対策は不可欠です。今すぐ実践できるので、ぜひ覚えておきましょう。
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