ゼロからの始め方!WordPressでブログサイトを作る手順とは【入門向け】
WordPressでブログサイトを作成したいという方向けにゼロからまとめて紹介しています。入門向けなのでインストール手順などサイトの作り方を細かく解説しています。WordPressの使い方を知りたい方はぜひご覧ください。
テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日 調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名 調査手法:インターネット調査
Webサイトを作成する上で人気が伸びているWordPress(ワードプレス)。今回は、WordPressを使ってブログサイトを作る手順についてTechAcademyの現役エンジニアが解説しています。
WordPressについてそもそもよく分からないという方は、WordPressとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、WordPress講座の内容をもとに紹介しています。
目次
今回の登場人物
田島悠介(29) あらゆる言語をマスターしている万能型エンジニアでTechAcademyのメンター。人の成長を見るのが一番のやりがい。
大石ゆかり(24) TechAcademyの受講生。
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田島メンター、私今アメブロでブログ書いてるんですけど、もっとおしゃれな感じにしたいんですっ!なんか良いサービス知らないですか?
ってか、ゆかりちゃんアメブロやってたんだ!教えてよ!笑
それは秘密です♪(スッピン写真とか載せてるし、絶対見せられない)
ええー。。ブログやるなら「WordPress(ワードプレス)」っていうのがおすすめだけど知ってる?
Word(ワード)なら知ってますけどそれとは違うんですか?
Wordでは無いんだけど、同じような使い方で自分のサイトを作れるんだよ!
へえ〜そんな便利なものがあるんですね!具体的に教えてくださいっ!
おっけ〜!教えたら今やってるブログも教えてね!
それはダメです!!
WordPressとは
WordPressとは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼ばれるサービスの一つで、無料で使えることで有名です。ちなみにCMSとは簡単にサイト上のコンテンツを管理することができる仕組みです。
普通、サイトを作ろうと思ったらHTML/CSSといった言語を使いながらプログラミングの作業が必要になります。しかし、WordPressの場合は、プログラミングを一切することなく自分のサイトを作ることができるのです。
下の画像は、当サイトのTechAcademy magazineですが、このサイトもWordPressを使って動いています。ブログのように記事配信を行っていくようなサイトにはWordPressが適していると言えるでしょう。
最近では企業のコーポレートサイトもWordPressで作成されているサイトがどんどん増えてきています。
なんでWordPressってすごい人気なんですか?
やっぱり無料で手軽なのに機能が多く何でもできるところじゃないかな!
私アメブロしかやったことないんですが、大丈夫ですかね?笑
もちろん!特に専門スキルは必要ないよ!
準備するもの
WordPressを使い、実際にWebサイトとして動かしていく上で必要なものを紹介しています。とは言ってもWordPressを使えるレンタルサーバーを利用すれば、とても簡単に済みます。
現在、ほとんどのレンタルサーバーでWordPressを利用できます。初心者にも人気なレンタルサーバーには以下のようなものがあります。
レンタルサーバーを利用すれば月額500~1,000円程度でWebサイトを運営することができます。
またレンタルサーバーではアドレスが「https://◯◯.sakura.ne.jp/」のようになりますが、「◯◯.com」や「◯◯.jp」のように自由にアドレスを決めたい場合、独自ドメインサービスも利用する必要があります。
独自ドメインサービスには以下のようなものがあります。
それでは、さくらインターネットを例に、WordPressを利用する手順を確認していきましょう。
さくらインターネットでWordPressを利用する場合、スタンダードプラン以上で契約する必要があります。
以下で紹介している手順は、さくらインターネットで公開されている手順「【新コントロールパネル:クイックインストール】WordPress(ブログ)のインストール」をもとにしています。
【新コントロールパネル:クイックインストール】WordPress(ブログ)のインストール
WordPressを利用する手順は以下のとおりです。
- WordPressをクイックインストールする
- Webサイトのタイトルなどを決める
では、一つずつ解説していきます。
1. WordPressをクイックインストールする
さくらのレンタルサーバ「サーバコントロールパネル」にアクセスしてログインします。
サーバコントロールパネルホームの左側のメニューから「Webサイト/データ>クイックインストール」を選択します。
WordPressの「新規追加」ボタンをクリックします。
はじめてWordPressを導入する場合は、WordPressの設定や記事を格納するデータベースと呼ばれるものを作成する必要があります。
「データベース作成」をクリックします。
データベースや接続用パスワードを決めて入力します。データベース文字コードは「UTF-8」のままとします。
入力が終わったら「同意する」にチェックを付けて「作成する」をクリックするとデータベースが作成されます。
インストールURLには「blog」などとすると良いでしょう。
その他は既定値のままでかまいません。「ライセンス・利用規約に同意する」にチェックを付けて「作成する」をクリックします。
インストールが完了すると以下のように表示されます。簡単ですね!
次に管理画面URLにアクセスしてWebサイトのタイトルなどを決めましょう。
2. Webサイトのタイトルなどを決める
ブログサイトの「サイトのタイトル」、WordPressの管理画面にログインする際の「ユーザー名」「パスワード」「メールアドレス」を入力しましょう。あとで変更することも可能です。
「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックすると、ブログサイトが検索結果に出てこなくなります。通常はチェックしなくて大丈夫です。
WordPressをインストールし、「成功しました!」と表示されれば無事完了です。
実際にログインしてみましょう。設定したユーザー名、パスワードでログインするとWordPressの管理画面に入ることができます。
無事ログインできればWordPressの管理画面に入ることができるはずです。
上記の画像がWordPressの管理画面になります。
ブログを投稿したり、サイトの設計を編集したり、アカウントを追加するなどは基本的にこの管理画面上で行うことが可能です。サイドメニューに情報が多く、慣れるまで少し大変かもしれませんが毎日ログインして利用していればすぐ使えるようになるはずです。
わぁ、WordPressっていろんな機能があるんですね。
管理画面の使い方についてはこの後詳しく見ていくから付いてきてね!
は、はいっ(汗)
ブログサイト公開まで
実際にWordPressが利用できたらWebサイトのデザインや構成を編集していきます。これから作っていこうと思っているブログ記事やカテゴリなどデザインを整える必要があるでしょう。
- Webサイトの構成(サイトマップ)
- テーマの選択
公開するブログサイトの構成、つまりサイトマップを考える必要があります。
作る前から細かく設定する必要はありませんが、サイト内にどんなページが必要なのか書き出しておくとテーマも選びやすくなります。
簡単にブログサイトのサイトマップを作ってみました。
テーマとは、簡単に言えばサイトのデザインです。
WordPressが人気な理由の一つとして最初にも紹介しましたが、HTMLやCSSなどデザインやプログラミングの作業をしなくてもテーマを選択するだけで一つのサイトにすることができます。
何もしなければサイトデザインはデフォルトテーマ「Twenty Twenty」が適用されています。
このテーマでも十分魅力的なWebサイトを作成することができますが、「もっとおしゃれなテーマにしたい」、「ヘッダーやフッターをつけたい」などサイトに合わせてテーマを選んでいきましょう。
テーマを変更する際は、「外観」>「テーマ」で変更することが可能です。
テーマ自体は、WordPressだけでなくいろんな企業や個人で提供しているので、調べてみることをおすすめします。
無料で使えるWordPressのテーマ30選も合わせて紹介しておきます。
サイト上に大きく動画が流れるようなデザインとかもできますか?
もちろん動画が流れるテーマはたくさんあるよ!
おお、そうなんですね♪
下から浮き上がったり横からスライドしたり動きのあるサイトとかも作れます?
パララックスっていうサイトかな。もちろんあるよ!WordPress自体世界中で使われてるからテーマを作る人も世界中にいて、種類に困ることは無いと思うよ!
固定ページについて
固定ページは更新することが少ないページで利用します。企業ページの場合、会社概要やお問い合わせページなどが該当します。
また、デザインテーマによっては、固定ページで設定した内容を上部のナビゲーションメニューで自動的に表示してくれます。
例えば、次のように、ニュース・インタビュー・テクノロジー・キャリア・お問い合わせという5つの固定ページを作成した場合、ページ上部にこの様に表示されるイメージになります。
投稿ページについて
WordPressは元々ブログを作成するために開発されたアプリケーションです。投稿ページでは日々のブログを投稿するイメージで、ページが作成されます。
固定ページと異なり、デザインテーマの標準状態で、ページ上部のナビゲーションメニューに投稿ページの内容が表示されることは、ほぼありません。
通常は、トップページに投稿日の新しい順に表示されます。
ブログサイト公開後
WordPressが選ばれている理由の一つにカスタマイズの柔軟性がよく挙げられます。記事を追加、更新できるだけでなくWebサイトのSEO対策や会員機能の追加など簡単に行えるのです。
せっかくブログサイトを作ったらより多くの人に見てもらいたいはずです。
- プラグインの導入
- ブログ記事の投稿
プラグインの導入は「プラグイン>新規追加」から行います。キーワードなどで検索を行い、導入したいプラグインの「今すぐインストール」をクリックします。
プラグインをインストールしたら「有効化」を行います。
ちなみに以下のプラグイン「WooCommerce」はWordPressでECサイトを構築する定番中の定番のプラグインです。
プラグインはいつでも設定できるので、必要に応じてインストールしましょう。
WordPressでまず最初に入れるべきプラグインを参考にしながらより本格的なサイトにしていきましょう。
続いてブログ記事を実際に投稿してみましょう。新規でブログ記事を作成する場合は「投稿>新規追加」で新しく公開することができます。
WordPressはバージョン5.0からエディタがブロックエディタに変更されています。/か+ボタンで要素を選択しながら、ブロックを組み立てるように記事を作成していくのが特徴です。
文章だけでなく画像や動画を記事内に挿入し、素敵な記事を作成すると良いでしょう。
サイドメニューの「投稿」>「投稿一覧」で現在公開している、下書きの記事を一覧で見ることができます。
サイトデザインはデフォルトテーマ「Twenty Twenty」が適用されていますが、以下のように「Hello world!」というタイトルのブログ記事を読むことができました。
ついにブログ更新が始まるって感じですね♪
そうだね!ちなみにゆかりちゃんはどんな事書いていくの?
んー特に決めてないんですけど海外の映画とか見た感想をつらつらと書いていこうかなって思ってます♪
おお、いいね!
じゃあ、僕の好きな「トスカーナの休日」もぜひ紹介してね!
おさらい
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初めてWordPressでサイトを作る際、サーバーやドメインの契約、新しいツールの導入など慣れない作業が多いかもしれませんが、サイトを公開してしまえば後はどんどんブログ記事の作成に集中できます。
WordPressの使い方を覚えて、ぜひ自分だけのブログサイトを作ってみましょう。
この記事を監修してくれた方
中本賢吾(なかもとけんご) 開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。 その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。 |
TechAcademyでは、WordPressを使ってカスタマイズしたオリジナルサイトを構築できるWordPressコースを開催しています。
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