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git ignoreを使ってファイルを無視する方法【初心者向け】

初心者向けにgit ignoreを使ってファイルを無視する方法について解説しています。gitの管理下に置きたくないファイルが出てきた際に便利です。開発現場でも役立つ知識になるので、ぜひ今のうちに理解しておきましょう。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

Git(ギット)はとても便利なバージョン管理システムです。

今回は、Gitの使用においても重要なgit ignoreの使い方を紹介していきたいと思います。

Gitでバージョン管理を行っていると、パスワードなどの認証情報が入ったファイルなど、Gitの管理下に置きたくないファイルが出てくることがあります。

そんな時は、git ignoreという仕組みを利用して、Gitの管理対象から外しておくと良いでしょう。

この記事でぜひ使い方を覚えてみてください。

なお、同様に役立つGitHubの使い方も解説しているので、あわせてご覧ください。

目次

Gitについてそもそもよく分からないという方は、GitHubとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

また、動画でも解説しています。

テキストよりも動画の方が理解しやすいという場合はぜひご覧ください。

 

大石ゆかり

田島メンター!!

gitでpushしたくないファイルがあるんですけど、そのファイルだけ外す方法ってないんですか〜?

田島悠介

あ、それならgit  ignoreで外せるよ。

大石ゆかり

どうやるんですか〜?

 

git ignoreとは

git ignore(ギット・イグノアー)とは、Gitでバージョン管理をする際、commitやpushの対象にしたくないファイルやディレクトリを、あらかじめ指定しておける仕組みのことです。

誰にも知られたくないパスワードなどが記述されたファイルや、本番環境に直接関係のないファイル、データベースのログイン情報など機密性の高いファイルについては、ローカル環境のみで管理したいところです。

そのようなファイルやディレクトリがGitの管理下にある場合は、add、commit、pushなどの操作をする前にgit ignoreで指定し、管理対象から外しておくと良いでしょう。

 

git ignoreの書き方

それでは、git ignoreファイルの書き方について確認していきましょう。

git ignoreファイルでは、ファイル名やディレクトリ名の指定の他にも、コメントを書いたりすることが可能です。

 

ファイルの指定

以下のように、管理対象から外したいファイルを指定します。

sample.html

 

ディレクトリの指定

以下のように、管理対象から外したいディレクトリを末尾に / を付けて指定します。

work/

 

ファイルの種類を指定

* と拡張子を記述することで、特定の種類のファイルをまとめて指定できます。

以下は、HTMLファイルを管理対象から外す例です。

*.html

 

反対に ! と共に特定のファイルを指定することで、管理対象にできます。

以下は、HTMLファイルを管理対象外としますが、sample.htmlだけは管理対象とする例です。

*.html

!sample.html

 

コメントの追加

# を記述することで、その1行をコメントにできます。

# コメントです

 

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git ignoreを使ってみる

それではgit ignoreを実際に使用してみましょう。

sampleというディレクトリを作成し、その中に「sample.html」というファイルを作成してください。

そしてターミナル画面にて、コマンドgit statusを打ち込んでみましょう。

すると以下のように、ファイルがアントラッキング状態であることを示すメッセージが表示されます。

git06_01

※アントラッキング状態とは、Gitの管理対象ファイルで、まだ追跡が始まっていない状態を表します(詳しくは、git add の記事を参照してください)。

 

要するにこの時点では、「sample.htmlはGitの管理下である」ということです。

 

ここで、sampleディレクトリ内に「.gitignore」というファイルを作成し、sample.htmlと記述してください。

.gitignore

sample.html

 

.gitignoreファイルを保存したら、再度ターミナル画面にてコマンドgit statusを打ち込んでみましょう。

すると、以下のようにsample.htmlの表示が消え、今作成した.gitignoreファイルが表示されていることが分かります。

このことから、sample.htmlはGitの管理対象外に置かれたことがわかります。

(逆に、.gitignoreファイルはGitの管理対象であることも確認できます)

これで、gitignoreを使用して、sample.htmlをGitの管理対象外にできました。

 

今回の記事は以上です。

 

大石ゆかり

git ignore、とても便利ですね♪

田島悠介

そうだね。

OSごとにpushしたくないファイルが設置されていることがあるから、そういうのもignoreで除去すると楽だね♪

大石ゆかり

そうですね♪

 

まとめ

今回はgit ignoreを使ってファイルを無視する方法について解説しました。

git ignoreを使用すれば、Gitの管理下に置くファイルを制限することができ、バージョン管理がさらに行いやすくなります。

ぜひマスターするようにしましょう。

 

プログラミングを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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