初心者も知っておきたい!Xcodeのショートカットキー10選
iPhoneアプリの開発など、iOSアプリの統合開発環境である「Xcode」で、初心者が知っておきたい【ショートカットキー】を10紹介する記事です。ショートカットキーを覚えると、ファイルの表示切り替えなど作業が楽になります。
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iPhoneアプリの開発など、iOSアプリの統合開発環境として「Xcode」があります。
Xcodeは無料でインストールできますが、初心者でまだまだ使いこなしていないという人もいるかもしれません。
そこで、今回は初心者がはじめに覚えるべきXcodeのショートカットキーを10個紹介します。初歩的な内容がメインです。
なお本記事は、TechAcademyのiPhoneアプリ開発オンラインブートキャンプでも一部を紹介しています。
ショートカットキーの説明の前に
ショートカットキーを紹介する前に、修飾キーの略語について説明をします。ショートカットキーは略語で紹介しているので、覚えておいてください。
- コマンドキー:cmd(⌘)
- オプションキー:otp(⌥)
- コントロールキー:ctrl(⌃)
- シフトキー:shift(⇧)
- ファンクションキー:fn(fn)
今回はcmd、opt、ctrlの3つを使いますが、残り2つも覚えておくとリファレンスを読む際の参考になると思います。
また、Appleのサポートページにもショートカットキーの説明がありますので、Xcode以外にも使えるショートカットキーは覚えておくと他の作業も効率が上がります。
他に、JSキーボードの場合、「システム環境設定 > キーボード > 修飾キー」からcapsキーとctrlキーを入れ替えるとctrlキーが押しやすくなるのでおすすめです。
それでは、ショートカットキーをチェックしていきましょう。
cmd+1:左ペインファイルツリーの表示
Xcodeでは、.hファイルや.mファイルだけでなくAppで使用する画像などもファイルツリーに格納していきます。
そのため、ファイルツリーには比較的アクセスすることが多くなるので覚えておきましょう。
cmd+4:error/Warningツリーの表示
開発が一段落し「実行」しようとすると、関数の定義不足値の設定ミス、単純なタイプミスなど、様々なエラーが出ることがあります。
そんな時は、「cmd+4」のショートカットでerror/Warningツリーを左ペインに表示させて、トライ&エラーをしていきましょう。
cmd+0:左ペインの表示/非表示
MacBook Airの11インチなど画面の小さいPCを使っていると、Xcodeの画面が狭くてコードが見にくくなる時があります。
そんな時は、このショートカットキーを使って不要なメニューを非表示にしましょう。
cmd+opt+1:ファイルインスペクタの表示
左ペインと同様に、右ペインもショートカットキーで切替ができます。
よく使う、ファイルインスペクタの表示を覚えておきましょう。
cmd+opt+0:右ペインの表示/非表示
画面が小さい場合、またはソースコードに集中したい時は左ペインと同様に右ペインも非表示にします。
先に紹介した左ペインの切替と右ペインの切替とを比べてみれば予想はつくかと思いますが、「cmd+opt+0」です。
左ペインのショートカットキー+optと覚えておくと、良いでしょう。
cmd+任意のシンボルをダブルクリック:シンボルが定義された所を開く
Web上から参考にしたいソースコードをダウンロードしてそれを読むときに便利なショートカットキーです。
他の人が書いたコードは、変数の定義がどこでされたのかわかりにくいことがあると思います。そんな時は「cmd+対象の任意のシンボルをダブルクリック」で定義位置を確認しましょう。自動でファイルが切り替わります。
opt+任意のシンボルをダブルクリック:シンボルをリファレンスで検索
前述した、シンボルの定義位置の確認と同じく便利なショートカットキーです。
「opt+対象のシンボルをダブルクリック」でシンボルをリファレンスで検索することができます。これで、シンボルの意味をすぐに調べられます。
ctrl+.:入力補完の実行
入力補完とはわかりやすく言うと、「予想表示」です。
関数の最初の1文字をタイプしたあとに「ctrl+.(ピリオド)」で関数の予想が一覧で表示されます。そこから「.(ピリオド)」を押していくと、自分の入力したい関数が見つかるので、「.(ピリオド)」から指を離せば入力完了となります。
最初の1文字だと候補が多すぎるので、最初の3文字くらいまで入力することをおすすめします。
cmd+ctrl+↑/↓:.hと.mの切替
Xcodeでの開発において.hファイルと.mファイルの行き来は必須ですが、面倒な作業でもあります。
そんな時は「cmd+ctrl+↓/↑」で.hファイルと.mファイルを切り替えていきましょう。
cmd+R:iPhoneシミュレータの起動
最後は、開発の終わりに使うであろうiOSシュミレータの起動です。
このショートカットキーをタイプすると、Buildが始まります。Buildが完了(Build Successfull)すると自動でiOSシュミレータが起動します。
あとは開発したAppをシュミレータ上で起動して動作を確かめていきましょう。
かなり初歩的なショートカットキーが中心でしたが今回は以上です。
ぜひ自分でも試してみてください!
iPhoneアプリのシミュレーターの使い方も合わせてチェックするとXcodeがより使いこなせるようになります。
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