特徴について解説!分散型アプリケーション(DApps)とは【初心者向け】
初心者向けに分散型アプリケーション(DApps)とは何か詳しく解説しています。非中央集権で開発されることのメリットやデメリット、その開発手法の特徴を説明しています。ブロックチェーンやICOに興味がある人は必ず知っておきたい内容です。
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今回は、分散型アプリケーション(DApps)について解説します。
分散型アプリケーションとはどんな特徴があるのか、メリット・デメリットなども説明しているので、全体像を理解しておきたい人は必見でしょう。
ブロックチェーンやスマートコントラクトを活用して事業を行う企業も今後増えていくはずです。
ここでは分散型アプリケーションという言葉について見ていこう。
田島メンター!分散型アプリケーションというのはどういう仕組みなんですか~?
分散型アプリケーションは、ひとつの管理者に権限が集中しないようにしたものだよ。もう少し詳しく解説していこう。
分かりました。お願いします!
分散型アプリケーションとは
分散型アプリケーションとは、英語で言うとDecentralized Applications(DApps)という言葉を使用します。
Decentralized Applications(DApps)とは、分権型アプリケーションという意味です。
ビットコインやアルトコインの世界で考えると、ブロックチェーンとスマートコントラクトを活用することで管理者に権限が集中しないようにしたアプリケーションという考え方もできます。
スマートコントラクトについて詳しく解説した記事も合わせて参考にしてみて下さい。
アルトコインついて詳しく解説した記事も合わせて参考にしてみて下さい。
特徴
分権型という意味の中には、「非中央集権」かつ「分散型」という2つの意味が内包されています。
非中央集権とは、特定の誰かが実験を握っておらず、ユーザー全体の決定による権利構造になっており、分散型とは、ブロックチェーン技術を利用して暗号化した処理が、自動的に実行されます。
計算処理自体は、分散して存在するマイナーと呼ばれるユーザーが、計算資源を提供する事で実行されます。
分散型アプリケーションについての基本的な説明だよ。
実権が全体のものになるというのは、例えばどういうときに必要になる仕組みなんでしょうか?
それでは次は分散型アプリケーションがどのような場面で役立つか、逆にどういうデメリットがあるかという部分についても見ていこう。
分散型アプリケーションのメリット・デメリット
メリット
仲介手数料が不要
分散型アプリケーションは、非権力集中型の構造になっているため、特定企業の仲介手数料のようなものが不要です。
現実世界で考えると、不動産売買手数料、中古車売買手数料、絵画売買手数料、様々な仲介手数料が不要となります。
これは、今まで取引の中間に入っていた、仲介業者が存在するビジネスほど顕著に現れます。
迅速な取引が可能
仲介手数料不要の部分で解説したようなビジネスでは、仲介業者の作業が必要な分、取引に時間が必要です。
分散型アプリケーションでは、ブロックチェーンを利用して、取引の信憑性を裏付けているため、瞬時に取引を行うことが可能です。
また、スマートコントラクトにより、取引内容に対する契約条項も追加して記録することができます。
ゼロダウンタイムの実現
権力集中型の既存のアプリケーションの場合、動作させているサーバーが停止してしまうとサービス自体が停止するダウンタイムが発生します。
分散型アプリケーションでは、各クライアントが分散して処理を行うためダウンタイムを限りなくゼロにすることが可能です。
デメリット
分散型アプリケーションでは、各クライアントが分散して処理をしています。
このことが、全てのメリットにつながっています。つまり、各クライアントが少なくなればなるほど、このメリットを享受することができません。
ちなみに、中央集権型アプリケーションであれば、1台のサーバーが動作していれば、たとえユーザーが0人であっても、処理は続きます。
現在では、ブロックチェーン技術を利用した様々なサービスで分散型アプリケーションを利用している例があります。
今回は、分散型アプリケーションについて解説しました。
どういった特徴を持って開発が行われるのか、ぜひ理解しておきましょう。
分散型アプリケーションのメリットとデメリット、それぞれについて解説したよ。
コストや早さだけでなく、安定さにも関係してくるんですね。
仲介が必要でなくなるという仕組みについては、スマートコントラクトという用語があるのでこれは別のところで解説しよう。
了解です。ありがとうございます!
この記事を監修してくれた方
中本賢吾(なかもとけんご) 開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。 その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。 |