プロジェクトを実行!npm startの使い方【初心者向け】
初心者向けにnpm startの使い方について解説しています。npmコマンドを使ってファイルやプロジェクトの実行をすることができます。node inspectorを実行してデバッグするサンプルプログラムを実際に書いています。
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npm startの使い方について解説します。
ファイルの実行をする際などに使うコマンドで、実際に書きながら使い方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。プロジェクトが実行される流れを理解しておきましょう。
なお本記事は、TechAcademyのNode.jsオンライン講座の内容をもとに作成しています。
今回はnpm startについて説明するよ。何回も使うことになるコマンドなので、しっかり覚えておこう。
田島メンター!npm startはどういうときに使うんですか~?
npm startは作成したプログラムを実行するものなんだ。まずはヘルプを見て基本の仕組みを理解しておこうか。
お願いします!
npm startとは
Nodeプロジェクトを実行
npm startとは、npmコマンドの1つで、npmを使用してファイルやプロジェクトを実行することができます。
package.json の scripts.start に指定された内容を実行することができます。
npmとはについての記事も参考にしてみて下さい。
npm startの使い方
npm startのヘルプを見る
コマンド
npm --help start
表示結果
解説
npm –help startというコマンドを実行するとstartの使い方に関するヘルプが表示されます。
npm startは、package.json の scripts.start に指定された文字列を実行するものです。
package.jsの内容
表示結果
解説
ここでは、13行目に”start”: “node server.js”と記載してあります。
つまり、npm startと実行することで、server.jsが実行されることを意味します。
このserver.jsは実行しようとしているプロジェクトのルートファイルを指定します。
ルートファイルとは、プロジェクトのトップページのファイルというイメージするとわかりやすいです。
package.jsonの内容を確認してみよう。
package.jsonはnpm initで作成したファイルでしたね。
この場合npm startをコマンドを使うと、ルートに存在するserver.jsというファイルが実行されるということになるんだ。実際に動かしてみよう。
npm startの実行してみる
コマンド
npm start
表示結果
解説
npm startでnode server.jsが実行されプロジェクトが実行されました。
npm startを実際に使ってみよう
npm startを利用してnode inspectorを利用する
package.jsに記載
"scripts": {"start": "node --debug server.js"}
コマンド
npm start
解説
npm startで実行されるコマンドが、node –debug server.jsになるため、node inspectorを実行してデバッグすることが可能になります。
今回は、npm startを利用してNodeプロジェクトを起動する方法を説明しました。
Node.jsについてより詳しく知りたい方は、Node.jsとはの記事も合わせてご覧ください。
動作したプログラムを停止したいときはCtrl+cを使うよ。
ログを見ると、確かにserver.jsという名前のファイルが実行されているのが分かります。
もちろんルートの場所に該当のファイルが存在しない場合はエラーになるからね。各ディレクトリの構造とファイルの位置を確認しておこう。
分かりました。ありがとうございました!
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この記事を監修してくれた方
中本賢吾(なかもとけんご) 開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。 その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。 |