Rubyでargvを使う方法【初心者向け】
初心者向けにRubyでargvを使う方法について解説しています。コマンドライン引数の取得の方法を実際にコードを書きながら結果と照らし合わせて学習しましょう。ソースコードを書いて説明しています。
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Rubyでargvを使う方法について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
argvの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
argvとは
argvとは、argument vectorの略で「引数の配列」を意味します。
読み方は「アーギュ・ブイ」や「アーグ・ブイ」と読みます。
コマンドラインからスクリプトを実行する時に、スクリプトに引数を渡すために利用します。
argvは、コマンドライン引数を取得するための仕組みとしてRubyだけではなくて、使い方はそれぞれの言語で違いますが、C言語やPython、その他様々な言語に存在します。
argvの使い方
rubyでは、「ARGV」という配列オブジェクトから、Rubyスクリプト実行時に渡された引数が参照できます。
使い方としては、スクリプト実行時に以下のように引数を渡します。
$ ruby スクリプトファイル名 1番目の引数 2番目の引数 3番目の引数 4番目の引数 5番目の引数....
例えばこの場合は、ARGV[0]には1番目の引数が、ARGV[4]には5番目の引数が設定されています。
コマンドラインでスクリプトに引数を渡した順番に配列に格納されます。
実際に書いてみよう
それでは実際にRubyスクリプトに引数を渡して実行した際に、スクリプト内でARGVから渡した引数が参照できるか試してみましょう。
hello.rb
p "Hello, #{ARGV[0]}"
この「hello.rb」スクリプトに引数を渡して実行してみます。
ruby hello.rb World!
出力結果
"Hello, World!"
引数として渡した World! という引数が表示されています。
今度は2つの引数を足し算して出力するスクリプトを作成し、実行してみましょう。
addtion.rb
p ARGV[0] + ARGV[1]
実行します。
ruby addition.rb 1 2
出力結果
"12"
出力結果は “12” となりました。
引数として渡した1と2が足し算されずにくっついただけですね。
この結果から分かるように、argvでは渡された引数は全て文字列になります。
引数の文字列を”to_i” メソッドを使って整数に変換するよう修正しましょう。
addtion.rb
p ARGV[0].to_i + ARGV[1].to_i
出力結果
3
渡した引数が正しく足し算されました。
監修してくれたメンター
北村 徳崇
スタートアップでソフトウェアエンジニアをしています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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