Ruby on RailsをWindowsでインストールする方法【初心者向け】
WindowsでRubyをインストールする方法を以前紹介しました。そこで今回は、WindowsでRuby on Railsをインストールする方法を紹介していきます。
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監修してくれたメンター
mentor-hakamata
C#, Ruby, Python, JavaScriptなど経験。
WindowsでRubyをインストールする方法を以前紹介しました。
そこで今回は、WindowsでRubyのフレームワークであるRuby on Railsをインストールする方法について、テックアカデミーのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
目次
- Ruby on Railsのインストール
- SQLite3のインストール方法
- Railsによるアプリケーションの作成方法
- ローカル上におけるRailsサーバーの立ち上げ方法
- まとめ
- Ruby on Railsを学習中の方へ
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
田島メンター!!Ruby on Railsのインストールはどういった手順で行うんですか~?
Railsのインストールにはコマンドプロンプトを使うよ。Rubyのときにもバージョン確認で使用したね。
画面左下のスタートボタンを右クリック→「コマンドプロンプト」で起動ですね。
あとはDevelopment Kitというものも必要になってくるんだ。それでは順番にやっていこう。
Ruby on Railsのインストール
最初にRubyとDevelopment Kitのインストールを行います。
Ruby+Devkitの最新バージョンのリンクからインストーラーをダウンロードしてください。
ここでは使用している開発環境が64ビット版であることを前提にしていますので、x64を選択しています。
32ビット版の場合はx86の方をダウンロードしてください。
使用しているPCのビット数の確認方法は覚えているかな?
スタートボタンを右クリック→「システム」でしたね。
そうだね。32ビット版と64ビット版を間違えないように気をつけよう。
ダウンロードしたら、.exeを実行し、表示されるダイアログのNextボタンをクリックしていきます。
チェックボックスは以下と同じ状態にして進めるようにしてください。
最後にFinishボタンをクリックして、Rubyのインストールは終了ですが、Railsを使用するために必要なMSYS2のセットアップが開始されます。
コマンドプロンプトが起動し、このような表示となったらEnterを押しましょう。
succeededが表示されていればセットアップは完了です。
Enterを押してコマンドプロンプトを閉じましょう。
再度コマンドプロンプトを起動し、「ruby -v」でRubyがインストールされたか確認します。
バージョン情報が表示されればインストールされていると判断できます。
次にRailsのインストールをしていきます。
Railsはgemを使ってインストールしていきます。
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
gem install rails
実行が完了したら以下のコマンドでRailsがインストールされているか確認しましょう。
rails -v
Ruby on Railsのバージョンが確認できたら無事にインストール完了です。
以上で、Ruby on RailsをWindowsにインストールすることができました。
SQLite3のインストール方法
次にデータベースであるSQLite3をインストールします。
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
gem install sqlite3
これでSQLite3を使用するためのライブラリをインストールできました。
次にSQLite3の実行ファイルをダウンロードしましょう。
SQLite Download Pageからzipファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを解凍すると、sqlite3.dllがあるので、
Rubyをインストールしたフォルダのbinフォルダにコピーしてください。
これでSQLite3を使用する準備は完了です。
Railsによるアプリケーションの作成方法
コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行します。
rails new sampleApp
これでアプリケーションの作成が完了しました。
ローカル上におけるRailsサーバーの立ち上げ方法
コマンドプロンプトを起動したら、アプリケーションを作成したフォルダに移動し、以下のコマンドを実行します。
rails s
これでアプリケーションの起動をすることができます。
起動出来たら試しにブラウザでlocalhost:3000に接続してみましょう。
このようにRailsのデフォルトのページが表示されればOKです。
もし起動時に
tzinfo-data is not present. Please add gem 'tzinfo-data'
上記のようなエラーが表示された場合はアプリケーションを作成したフォルダにあるGemfileの
gem "tzinfo-data", platforms: %i[ mingw mswin x64_mingw jruby ]
こちらの部分を
gem "tzinfo-data"
に修正します。
そして
bundle install
を実行してから
rails s
を実行してアプリケーションを起動してください。
まとめ
本記事では、Railsのインストール方法などについて解説しました。
- Ruby on Railsのインストール方法
- SQLite3のインストール方法
- Railsによるアプリケーションの作成方法
- ローカル上におけるRailsサーバーの立ち上げ方法
Railsを利用することで、プログラミング言語Rubyにおけるアプリケーション開発の環境構築を実現できます。
ぜひ使いこなせるように覚えておきましょう。
特に難しい設定はありませんが、つまずいてしまった場合はダウンロードするところからやり直すと良いでしょう。
インストールは、手順によっては少し時間がかかる場合もあるよ。
確かに何だか文字がいっぱい画面に出てましたね。
エラーが出た場合は各手順の順番や、バージョンが最新のものかなどを確認しよう。うまくいかないときは一番最初からやり直すのも手だよ。
そうですね、分かりました。ありがとうございました!
Ruby on Railsを学習中の方へ
これで解説は終了です、お疲れさまでした。
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