Rubyで組合せを計算する方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyで組合せを計算する方法について解説します。

 
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
 

 

Rubyのcombinationメソッドとは

combinationメソッドとは、配列からn個を選択した時の組み合わせを得ることができるメソッドです。組み合わせは、順序なし・重複無しで返されます。

ブロック処理と一緒に用いることができ、組み合わせの数だけブロックを実行します。組み合わせの計算が楽になるので、ぜひマスターしましょう。

Rubyで組合せを計算する方法

組み合わせを計算するには、配列に対してcombinationと続けることで使用します。

()の中に引数を入れ、今回のように３を渡すと1~4の4つの数字から3つ選んだ場合の組み合わせを得ることができます。

ブロック引数の中には、1通りの組み合わせが入ります。

numbers = [1,2,3,4]
numbers.combination(3){|a,b,c|
    printf("[%d %d %d]n",a,b,c)
}

 

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実際に書いてみよう

それでは実際に書いてみましょう。

# 配列を宣言する
numbers = [1,2,3,4]
# combinationで組み合わせを得る。今回は4C3で4通り得られる
numbers.combination(3){|a,b,c|
    printf("[%d %d %d]n",a,b,c)
}

実行結果は以下の通りです。

[1 2 3]
[1 2 4]
[1 3 4]
[2 3 4]

ブロックを省略する場合、Enumeratorオブジェクトが返り値となります。以下のようにコーディングしてみましょう。

 

# 配列を宣言する
flavors = ["チョコ","抹茶","バニラ","いちご"]
# combinationで組み合わせを得る。今回は4C2で6通り得られる
# ブロックを使用しない場合、enumeratorオブジェクトが返される
double = flavors.combination(2)
# 配列として出力
p double.to_a

# mapメソッドでflavorsの組み合わせをくっつける
double = double.map{|flavor|
    flavor.join("+")
}.join(" ")

# 出力
puts double

 

実行結果は以下の通りです。

[["チョコ", "抹茶"], ["チョコ", "バニラ"], ["チョコ", "いちご"], ["抹茶", "バニラ"], ["抹茶", "いちご"], ["バニラ", "いちご"]]
チョコ+抹茶 チョコ+バニラ チョコ+いちご 抹茶+バニラ 抹茶+いちご バニラ+いちご

 

以上で解説は終わりです。組み合わせが使えると、ちょっとした計算やツール作成に役立ちます。ぜひマスターしてみてください。

 

筆者プロフィール

メンター金成さん フリーランスエンジニア。 Railsの案件を中心に、様々なアプリケーションを開発してます。 使える言語は、ruby python go 。最近はgoにハマってます。

 

 

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