Rubyでハッシュオブジェクトからキーや値を取り出す方法【初心者向け】

Rubyでハッシュオブジェクトからキーや値を取り出す方法について解説します。

 
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。

 

 

ハッシュオブジェクトからキーを取り出す方法

ハッシュはHashクラスのオブジェクトでキーと値とを組み合わせたデータを管理します。

ハッシュオブジェクトでキーだけを取り出したい場合は、Hashクラスのkeysメソッドを使います。

“オブジェクト.keys”

でキーを取り出すことができます。

 

ハッシュオブジェクトから値を取り出す方法

続いて、ハッシュオブジェクトから値だけを取り出したい場合です。Hashクラスのvaluesメソッドを使います。

“オブジェクト.values”

で値を取り出すことができます。

 

ハッシュオブジェクトからキーと値を取り出す方法

今度はキーと値を両方取り出す場合です。こちらはHash クラスのto_aメソッドを使います。

“オブジェクト.to_a”

でキーと値の両方を取り出せます。

 

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実際に書いてみよう

さて、ここからは実際にコードを書いてみましょう。まずハッシュオブジェクトを作成してみましょう!!

hash = {}  #=> まずは空のハッシュを作成
hash["経済学"] = 80  #=>キーが経済学　値は80
hash["財政学"] = 70  #=> キーは財政学　値は70
hash["会計学"] = 60  #=> キーは会計学　値は60

p hash  #=> {"経済学"=>80, "財政学"=>70, "会計学"=>60}

ハッシュオブジェクトが作成できましたね!!

こちらは以下の場合でも同じハッシュオブジェクトが作成できます。

hash = {"経済学" => 80, "財政学" => 70, "会計学" => 60}
p hash  #=> {"経済学"=>80, "財政学"=>70, "会計学"=>60}

 

どちらでも同じハッシュですのでお好きな方で作成してみてください。

 

さて、ここから、このハッシュオブジェクトを使ってキーを取り出してみましょう。キーの取り出し方は”　オブジェクト.keys”　でしたね!!

key = hash.keys

#=> keyという変数にハッシュオブジェクトから取り出したキーを代入

p key  #=> keyの内容を表示してみましょう!!

#=> ["経済学", "財政学", "会計学"] のように配列で表示されます。

 

次は値を取り出してみましょう。値の取り出し方は”　オブジェクト.values”　でしたね。

 

value = hash.values

#=> valueという変数にハッシュオブジェクトから取り出した値を代入

p value   #=> valueの内容を表示してみましょう!!

#=>  [80, 70, 60]のように配列で表示されます。

 

最後にキーを値の両方を取り出してみましょう。

 

array = hash.to_a

#=> arrayという変数にハッシュオブジェクトから取り出したキーと値を代入

p array    #=> arrayの内容を表示してみましょう!!

#=>  [["経済学", 80], ["財政学", 70], ["会計学", 60]]

のように配列で表示されます。

 

このようにハッシュクラスのメソッドを使ってハッシュオブジェクトから”キー”、”値”、”キーと値”の取り出し方を紹介いたしました。

 

筆者プロフィール

町田　耕 学生時代は会計学専攻。塾講師勤務を経て、企業のCFOとして会社経営に携わる。 会社経営から一線を退いた後、インフラエンジニアの妻の勧めでプログラミングを 独学で始め、プログラミングセミナーなど転々としながら、開発案件に携わるようになる。 現在、フリーランスとして活動しながらテックアカデミーのメンターも勤めている。

 

 

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