Ruby on Railsでhashとselectメソッドを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRuby on Railsでhashとselectメソッドを使う方法について現役エンジニアが解説しています。selectは、hash(連想配列)やarray(配列)から条件にあった要素だけを取り出すためのメソッドです。今回はselectメソッドを使ってhashから指定の値を取得してみます。
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Ruby on Railsでhashとselectメソッドを使う方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。

今回は、Rubyに関する内容だね!

どういう内容でしょうか?

Ruby on Railsでhashとselectメソッドを使う方法について詳しく説明していくね!

お願いします!
Ruby on Railsのselectとは?
selectは、hashやarrayから条件にあった要素だけを取り出すためのメソッドです。
hashにselectを使う場合には、取り出したいhashの値の条件やキーの条件を指定します。selectは配列にも使えますが、ここではhashに使う方法をご紹介します。
hashとselectの違いとは
前述の通り、selectはメソッドです。hashは、キーと値をペアで要素として持つ集合です。
selectはhashやarray用に用意されたメソッドです。selectを使うと、hashから順にペアを取り出して処理したり、指定した条件に合ったペアだけを新たなhashとして取り出すことができます。
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selectを使う方法
selectは、以下のようにして使います。
対象のhash.select {|k, v| [行いたい処理]}
あるいは
対象のhash.select do |k, v| [行いたい処理] end
とします。書き方が違うだけで同じ処理となります。この使い方だとどちらもeachを使った時と同じ動作になります。また、以下のような使い方もあります。
対象のhash.select {|k, v| [条件]}
対象のhashから、条件がtrueになるペアだけを含む新たなhashを戻り値として取得できます。こちらはeachの時とは違う動作になります。
実際に書いてみよう
fruits = { 'Apple' => 150, 'Banana' => 100, 'Orange' => 200, 'Peach' => 300 } fruits.select {|k, v| puts "#{k} : #{v}" }
このプログラムを実行すると、
Apple : 150 Banana : 100 Orange : 200 Peach : 300
が表示されます。kとvのペアに対して処理が実行されます。
fruits = { 'Apple' => 150, 'Banana' => 100, 'Orange' => 200, 'Peach' => 300 } result = fruits.select {|k, v| v >= 200 } puts result
このプログラムを実行すると、
{"Orange"=>200, "Peach"=>300}
が表示されます。条件は、 v >= 200 なので、hashの中から順にペアを取り出して、条件として値が200以上かどうかをチェックして、真であればペアを戻り値のhashに追加します。最終的にキーと値のペアである、”Orange”=>200 と “Peach”=>300 が含まれるhashが戻ります。
fruits = { 'Apple' => 150, 'Banana' => 100, 'Orange' => 200, 'Peach' => 300 } select = fruits.select {|k, v| k == 'Banana' } puts select
このプログラムを実行すると、
{"Banana"=>100}
が表示されます。k == “Banana”なので、hashのキーが”Banana”のペアが含まれるhashが取得されます。
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まとめ
selectは、hashからペアを全て取り出したり、指定した条件のペアを取り出すために使います。
eachについては、Ruby on RailsでRuby on Railsでhashと繰り返し「each」を使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】の記事も合わせてご覧ください。
筆者プロフィール
伊藤広明(いとうひろあき)
1990年代からソフトウェア開発を仕事としてはじめ、2000年ごろからWEBエンジニアの仕事にも従事。 作れるもの:Webシステム、スマホアプリ |

内容分かりやすくて良かったです!

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