Rubyによる現在日時取得(now)の方法について現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyによる現在日時取得(now)の方法について解説しています。Time.nowメソッドを使うことで現在日時の取得を行うことができます。Timeクラスの基本と使い方を学習しましょう。
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Rubyによる現在日時取得(now)の方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
現在日時取得(now)の方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
Timeクラスとは
Timeクラスは、時刻を表すクラスです。 Timeクラスを使うと、現在日時を取得したり、日時に関する情報を取得することができます。取得できるのはTime オブジェクトです。Timeオブジェクトは、時刻を起算時からの経過秒数で保持しています。
起算時とは、協定世界時(UTC) の 1970年1月1日午前0時です。その経過秒数から現在日時を換算できます。
現在日時の取得方法
現在日時を取得するには、Time.nowメソッドを使います。
time = Time.now
戻り値は、現在の日時を持つTimeオブジェクトです。表示すると、現在日時が表示されます。Timeオブジェクトからは、個別に年や日や時間だけを取得することもできます。
Time.nowを利用して現在日時を取得してみよう
time = Time.now puts time
と書きます。
2020-11-25 13:50:01
のように表示されます。表示される日時は、実行した時の現在日時です。putsがTimeオブジェクトを整形して表示してくれます。さらに日にちや時間を個別に取得することもできます。
time = Time.now year = time.year month = time.month day = time.day hour = time.hour min = time.min sec = time.sec puts "今日は" + year.to_s + "年" + month.to_s + "月" + day.to_s + "日です。" puts "今は" + hour.to_s + "時" + min.to_s + "分" + sec.to_s + "秒です。"
と書きます。
今日は2020年11月25日です。 今は13時55分41秒です。
のように表示されます。取得した現在日時は、協定世界時なので、日本時間に変換したい場合は、
time = Time.now jst = Time.at(time, in: "+09:00") puts jst
と書きます。第二引数に
in: "+HH:MM"
あるいは
in: "-HH:MM"
と指定すると、協定世界時からの時差を考慮した現在日時が取得できます。実行すると、
2020-11-25 22:55:41 +0900
のように表示されます。
まとめ
Time.nowを利用すると、現在日時を簡単に取得できます。日付を表示したいアプリケーションで活用してみてください。
監修してくれたメンター
伊藤広明(いとうひろあき)
1990年代からソフトウェア開発を仕事としてはじめ、2000年ごろからWEBエンジニアの仕事にも従事。 作れるもの:Webシステム、スマホアプリ |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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