Rubyでuntil文を使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyでuntil文を使う方法について現役エンジニアが解説しています。until文は、ループを作成する繰り返し制御構文です。untilは、~までという意味なので、終了する条件まで繰り返しを続けます。ただし、Rubyにはeachという便利な繰り返し文があるのでeachで代用もできます。
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Rubyでuntil文を使う方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Rubyでuntil文を使う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
until文とは
ループを作成する繰り返し制御構文です。
英単語として直訳するとそのまま「~~まで」という意味になりますので、条件には「終了する条件」を与えます。与えた条件が「偽(false)」である間はループし、条件が満たされて判定が「真(true)」になるとループを終了します。
同じ繰り返し制御構文の「while」は「~~のあいだ」の意味になるので、条件には「継続する条件」を与えます。与えた条件が満たされて判定が「真(true)」である間はループし、条件が「偽(false)」になるとループを終了します。
untilとwhileは逆になっていることがわかります。
しかし、Rubyにはeachという便利な繰り返し構文があります。 untilやwhileよりもeachを使ったほうが「Rubyっぽい」コードになるでしょう。
until文を使う方法
以下の形式で使用します。
until 終了条件 do 繰り返したい処理 end
与える条件が「ループを終了する条件」であることに注目してください。条件が満たされて判定が「真(true)」となるとループを終了します。
until修飾子として次のように一行で記述できます。
繰り返したい処理 until 終了条件
かっこいい書き方ですが、乱用すると わかりにくいコードとなってしまうため注意が必要です。
実際に書いてみよう
i = 0 # 「i」が10になるまで繰り返します。 # 条件が満たされて判定が「true」になるとループが終わります。 until i == 10 do i = i + 1 puts i end i = 0 # until修飾子として次のように一行で記述することもできます。 puts i+=1 until i==10 __END__
実行結果
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
まとめ
まとめてみましょう。
- until は繰り返し構文。
- 式には「終了する条件」を与える。
- 条件が「偽(false)」である間はループし、条件が満たされて判定が「真(true)」になるとループを終了する。
- 与える式や考え方が while とは逆になる。
untilを使うことで簡単に繰り返し構文を書くことができました。しかし、eachで代用できるならeachを使うほうがいいかもしれません。
筆者プロフィール
メンター古川さん
Rubyが得意で、Webエンジニアとして最上流から最下流までセルフスターターとして活躍してきました。 近年 セミリタイアし、フリーランスとして適度に働きながら穏やかな生活を楽しでいます。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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