Rubyで繰り返し処理をする方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyで繰り返し処理をする方法について現役エンジニアが解説しています。繰り返し処理とは、ルールに基づいて繰り返し処理がされるようなプログラムのことです。Rubyで繰り返し処理ができる構文やメソッドについて解説します。繰り返しの書き方や使い方など確認しましょう。
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Rubyで繰り返し処理をする方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Rubyで繰り返し処理をする方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
繰り返し処理とは
繰り返し処理とはプログラミングを学ぶ上で基本の処理の1つです。
ある「ルール」に基づいて反復されるように定義し、そのルールに基づいて繰り返して「処理」がされるようにプログラミングをします。
定義するルールには様々なものがあり、「ある値に完全に一致」「ある値以上や以下」「正しいか正しくないか」などがあり、さらにこれらを組み合わせることで多くのパターンのルールを定義することが可能となります。
ルールに基づいて繰り返される処理には、「値を返す」「出力する」「数を1増やす」「削除する」など多くの処理が出来、繰り返しの中でさらに繰り返す処理をすることも可能となります。
繰り返し処理ができるメソッド/構文
each
eachメソッドは、ある配列から順番に値を取り出して処理する場合に使われます。処理の内容はdo~endのブロックというと呼ばれる部分に記述をしていきます。
loop/break
loopメソッドは、他の繰り返しでも可能ですが無限に繰り返しを行いたい場合に使用します。この無限ループはbreakと一緒に使います。
breakは、繰り返しの処理を途中で抜けて処理を終わらせることができます。このbreakはeachメソッド、while文、untill文、for文などの繰り返し処理の中でも使用します。
breakはループを抜けると同時に返したい値も指定をすることが出来ます。
times
timesメソッドは、特定の回数だけ繰り返したい場合に使用します。
特定の回数を繰り返す場合には他のメソッドでも実現は出来ますが、記述後も分かりやすくシンプルに記述が出来るため、単純な回数分の繰り返しの場合はtimesメソッドを使用します。
next
nextは、breakと同じ用に繰り返し文の中で使います。nextは「次の」という意味ですが、繰り返しの中で途中で中断し、次の処理に進める場合に私用します。
while
while文は、繰り返し処理の中で複雑な条件処理でも使うことができ、汎用性のある繰り返し文です。while文は直訳すると「〇〇している間」という意味なので、そのルールの間で繰り処理が出来るようになります。
until
until文はwhile文の反対に使います。untilは「〇〇まで」という意味であるため、ルールが成立するまで繰り返され、while文とは真と偽の扱いが反対になります。
for
for文はjavaやpythonなどでもありますが、eachメソッドと同じ用に配列から値を取り出して繰り返す場合に使われるメソッドです。
for文は他の言語を勉強している場合には馴染みはありますが、eachメソッドのブロックを使った構文と比べると分かりづらいため、eachメソッドで書ける場合はeachメソッドを使ったブロックで記述される場合が多いです。
実際に書いてみよう
puts "each" test = [1, 2, 3] sum = 0 test.each do |i| sum = i+1 puts sum end puts "loop" sum = 1 loop do sum = sum + 1 puts sum break if sum == 5 end puts "times" 3.times do |i| sum = i + 1 puts sum end puts "test" 3.times do |i| sum = i + 1 next if sum ==2 puts sum end puts "while" i = 1 while i < 5 puts i i = i + 1 end puts "until" i = 1 until i > 5 puts i i = i + 1 end puts "for" for i in test sum = i+1 puts sum end
まとめ
繰り返し文は様々な記述方法がありますが、後で修正する場合や複数人で記述することを想定して、分かりやすく記述する必要があります。
それぞれのメソッド/構文の特性を捉えてまずは一度使ってみることが大切です。
筆者プロフィール
木村勇土
TechAcademyの現役メンター。 現在は行政書士事務所を運営しており、お客様にはプログラマーやフリーランサーも多い。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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