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Photoshopで写真をモノクロにする3つの方法【初心者向け】

Photoshop(フォトショップ)で【写真をモノクロにする方法】を初心者向けに解説した記事です。グレースケールに変換、画像の彩度を下げる、1チャンネルだけを抜き出すという3つの方法があるのでそれぞれ紹介しています。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

画像を編集する際に、デザインとしてモノクロ(白黒)にすることもあると思います。

Photoshopでのモノクロ加工には、いくつかの方法があります。

今回はそのうちの3つの方法を紹介します。

(※今回の作業はすべてAdobe Photoshop CCのバージョンで行っています。)

目次

 

田島悠介

今回は写真をモノクロにする方法を練習してみようか。

大石ゆかり

カラーから白黒にするってことですね。でもそんなことできるんですか~?

田島悠介

やってみると気付くと思うけれど、簡単なやり方ですぐできるんだ。
3つの手法で試してみよう。

大石ゆかり

分かりました!

 

モノクロ画像の用途

モノクロで印刷する場合に、画像はモノクロ画像を用意します。

他にも画像認識や画像加工の際に、3色(RGB)画像から1色(モノクロ)画像を作って使用します。

モノクロ画像は前処理用画像としてよく用いられるため、作り方を知ることは大切なことです。

 

 

写真をモノクロにすることの意味

カラーの画像は色のデータを持っています。

色は3要素(色相、彩度、明度)をもっていて、それをRGB成分の値で表現しています。

モノクロ画像とは主にカラー画像から明度データだけを取り出したものです。

一般的には3色データから1色データを作ることで、モノクロ画像を作ることができます。

 

 

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写真をモノクロにする方法

モノクロ画像を作る方法は大きく分けて3つあります。

  1. グレースケール画像に変換する方法
  2. 画像の彩度を下げる方法
  3. 1チャンネルだけを抜き出す方法

順番に紹介していきます。

 

今回はこの画像をサンプルとしてモノクロにしていきます。

サンプル画像

 

1.グレースケール画像に変換する方法

文字通り、カラー画像をグレースケール画像に変換する処理です。

方法は処理対象の画像を選んだ後、「イメージ」メニューで「モード」→「 グレースケール」の順に選びます。

この方法はRGB(3色)成分の画像から、明るさ(1色)成分の画像を作成する処理です。

グレースケール

 

グレースケールを選択すると、「カラー情報を破棄しますか?」というアラートが出るので「破棄」を選びます。

破棄

 

これでグレースケールにする方法は完了しました。

グレースケール完了

 

田島悠介

グレースケール画像に変換する方法だね。

大石ゆかり

本当に一瞬でできちゃいました!

田島悠介

アラートのメッセージにも出ているけれど、カラー情報は失われてしまうよ。元の画像をとっておきたい場合は別に保存しておく必要があるよ。

大石ゆかり

いわゆる不可逆ってやつですね。
他にはどんな方法があるんですか?

 

2.画像の彩度を下げる方法

続いて、カラー画像の色の鮮やかさを落として無彩色にする方法です。

まずは「イメージ」メニューの「色調補正 」「 色相・彩度」を選びます。

色相彩度

 

ここで「マスター」の色に対して、彩度を-100に設定します。

すると写真がモノクロになりました。

色相彩度2

 

 

3.1チャンネルだけを抜き出す方法

最後に3つめの方法です。

チャンネルとはRGBのような色の成分のことです。

画像には3つのチャンネルがあります。

このうち1つを抜き出すと写真がモノクロになります。

 

まずは、「ウィンドウ」メニューから「チャンネル」にチェックを入れます。

チャンネル

 

するとPhotoshopの右下にチャンネルが表示されます。

チャンネル表示

 

ここで1つのチャンネルを選びます。

今回はレッドを選びました。

レッド

 

この状態のまま、範囲選択メニューで「すべてを選択」を選びます。

全てを選択

 

さらに、編集メニューで「コピー」を選びます。

コピー

 

コピーした画像を貼り付けましょう。

ファイルメニューで「新規」を選び、新しくドキュメントを作成します。

 

作成したドキュメントに先ほどコピーした画像を貼り付けます。

さらに、レイヤーメニューで「画像を統合」処理を行うことで、ペーストした画像が背景と統合されます。

完成

これで写真が白黒になりました。

最初に選ぶチャンネルで画像も少し変わってくるので、他のチャンネルも試してみてください。

 

 

おまけ:応用例

おまけとして応用例をご紹介します。

よくCMなどで1ヶ所だけカラーで、他は全部モノクロという画像(映像)があります。

今回紹介した「画像の彩度を下げる方法」と同じ考え方で作ることができます。

 

イメージメニューから「色調補正 」→「色相・彩度」を選びます。

次に残したい色(ここでは赤色系とします)を決めます。

その赤色系以外(グリーン系、ブルー系、イエロー系、シアン系)の色の彩度を-100にします。

赤色系に該当するレッド系とマゼンタ系は、そのまま(0のまま)にします。

色相彩度カスタム

 

すると赤色系だけを残してモノクロの画像が完成しました。

ハス完成

 

 

今回の記事はいかがでしたか?

ぜひ自分でもチャレンジしてみてください。

 

田島悠介

各色の要素を操作することで、こういった表現もできるんだ。

大石ゆかり

広告とかでよく見るやつですね
ちょっとした工夫でおしゃれな画像が作れそうです!

田島悠介

シンプルにモノクロにするだけならグレースケールで十分だね。
でも、色調補正を使うとカラーとモノクロの境目にしたり、上のような一部分だけを適用させたりというふうに、様々な調整ができる。
目的に合わせて活用しよう。

大石ゆかり

実際に触ってみて確かめてみます。ありがとうございました!

 

Photoshopを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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